お兄ちゃんの学校公開があった。
こっこはとても楽しみにしていた。
何故だかあの子はお兄ちゃんの授業参観が好きなのだ。
行ったのは理科の授業。お兄ちゃんの得意科目。
理科室で実験だった。
中3の科学なんて、全くわからないね😭
先生の言葉、一つも理解出来なかったわ。
で、説明を終えて実験が始まったら先生が
「みんなは頑張れ。僕は後ろの少年と遊んでくるから🤗」
とこっこのもとへ。
緑の液体が入ったグラスと透明な液体が入った2つのグラス。
「これは何色?」
「緑」
ガラス棒を透明な液体につけて
「じゃあこれを緑に入れてみて。何色になった?」
「黄色」
「次はこっちに棒を入れて、黄色につけてみて。何色になったかな」
「青」
「じゃあもう一度緑に戻るか試してみて」
そう言って先生は授業に戻って行った。
こっこは何度もガラス棒をあっちに入れ、こっちに入れ、最終的に緑にたどりついた。
あの液体たちが何だったのかはこっこも私もわからない
でもこっこは初めて科学と出会った。
緑になったのを見に来てくれた先生は、こっこを褒めてくれた後に言った。
「理科って面白いだろでも楽しいのは小学校までなんだよ。見てごらん、あの辛そうな顔。お兄さんたちはみんな成績しか見てないんだよ。5って数字が大好きなんだ
」
先生の言葉はこっこには理解出来なかったと思う。
学校に提出する書類に、弟が支援学校に行っていることは記載しているが、教科の先生までそれが行き渡っているのかはわからない。
でも私は、先生がとてもフラットにこっこに接してくれ、こっこも緊張しながらも初対面の先生とやりとりして、実験らしきものが出来たことが嬉しかった
学校公開ではもう一つ目的があって、支援学級を少しだけ見学させてもらった。
先日、支援学校の個人面談で、中学は支援学級も視野に入れてもいいかも、と言われたのだ。
情緒が今のところ安定しているので、その部分で考えれば支援級でもいけるんじゃないかと。
でも正直、圧倒的に学力が劣る。
チラリと教室を覗いたら、5人くらいの生徒がいて、図形の面積について学習中だった
レベル違いすぎて驚いたわ
こっこ本人も「無理だね」と即答だし。
失礼しました。中学も支援学校で頑張ります。