2020.1.26. マチネ
みどりアートパーク
「どんぐりと山猫」
原作: 宮沢賢治


こんばんは、テムです٩( ᐛ )و

本日のマチネは毎度お馴染みのシェイクスピア、ではございません。
なんと宮沢賢治の「どんぐりと山猫」。
仕事の合間に猛ダッシュで行ってきました。

演じるのは横浜市緑区のNPO法人ぷかぷかでぷかぷかさんと呼ばれている知的障がい者のみんなとそのみんなと一緒に演劇を、そして毎日を楽しんじゃおうという近所の方々。

※NPO法人ぷかぷかとは・・・障がい者の人たちが働く「カフェベーカリーぷかぷか」を中心として、地域の人たちに交流の場を開き、障がいのある人たちの生きやすい街づくりを目指す法人。

ベーカリーの他にも、お惣菜屋さん、おかし工房、おひるごはん処、アート工房、農園などもある。


で、なんでまた今日はシェイクスピア演劇ではなく、ぷかぷか演劇なのかというとまあ私が彼らに魅せられてしまったからなのですね。そのへんはnoteに書いてあります。よかったらどうぞ。




では、いつものレビューいってみます( ゚∀゚)

舞台は劇場というよりはホール。
公共のホールといえばわかるかな。
下手にピアノとチェロ(?)の生演奏。

はじめはオールキャストでの合唱から。

(実は開演前にホワイエで出会ったステキなご夫婦の写真を撮っていて遅れて入場。ほんとすいません( ꒪⌓꒪))

いい雰囲気。
いつもぷかぷかで見ていた方が舞台に!
いいなぁ。
なんかこれだけでワクワクするよね。

計算お兄さん登場!(←これnote見ないとわかりませんw)
「なんとかスチュワートジョンソン?」
相変わらずですなぁ、よきよき( ゚∀゚)

で、イチロー登場。
若いイチローとそうじゃないイチロー(失礼(゚Д゚))
名コンビだわ。
ロズギルばりの名コンビ。

そこにでっかいでっかいでっかい山猫からの手紙が届く。演出いいなぁ。最後列にいてもよく見える。墨もガサガサしてるね、うん。

とびどぐもたないでくなさい。

そんで、ゆっくりゆきちゃんという歌に合わせてイチローが客席を練り歩く。
イチロー、学校をサボって娘を三人作る。
まったく規格外な男だぜ(゚Д゚)

で、なんだっけ?
そうそう栗とかキノコとか
ババンバ バン バン バン♪登場。
かわいいリスもいたよ( ゚∀゚)

みんなに南だ東だと言われ、やっとのことで草地に到着。
そこへ隻眼の鞭使い、馬車別当登場!

隻眼といえばやっぱ平山五郎だよね。
(新撰組も好きなのです。いつか林信太郎の脚本が書きたいw)。

話が逸れましたので戻します。
馬車別当三人組もいい感じだったなぁ。

そして、真打ち山猫登場!
衣装がいいねぇ。
いや実にまったくなんというかものすごくいいねぇヽ(*゚∀゚*)ノ
葉巻なんか吸っちゃってさ、
かっこいいねぇ(*´艸`)

で、噂のどんぐりたち登場。
原作ではとんがりとか丸いとか大きいとかそんなあたりで競ってましたが、ぷかぷか版では優しい、ツヤツヤ、踊れる、もうひとつわからなかった(ゴメンナサイ)あたりで競いあってました。

どんぐりさん達がピーチクパーチクどんぐりコロコロ騒いじゃっててそれを鎮められない山猫は大弱り。
で、それを解決して欲しいとイチローが呼ばれた、というのがこのお話でしたね。

そして!
ここからがぷかぷか版の真骨頂。
原作の「いちばんダメな奴が一番えらい」、ではなくて、「お互いが理解しあえばいいのです」的な。
「思いやり」だったかな?すいません、細かいところ忘れました( ꒪⌓꒪)
でも「とりあえず仲良くやれば世界は救われるぜ」って言ってた。どんぐりいいこと言った。

「どんぐり一升持ってこい」(山猫)

私はイチローよりもどんぐりにどんぐりをあげたい。でもどんぐりだからどんぐりを一升もらっても困るかな(笑)

で、最後はみんな出てきて合唱&ダンス。
みんないい顔してる( ゚∀゚)
素晴らしい芝居を観せてもらいました。


キャストや奏者、スタッフさんの紹介のあとのぷかぷか代表の言葉、

「(障がいのある人たちと)一緒に生きていくとこういう楽しいことができます。皆さんも一緒に生きていきましょう」

シンプルだけど染みました(TДT)

演技はもちろんだけど、衣装や音楽、舞台美術など本当によかったと思う。いい刺激を受けました。仕事を抜け出して行ってよかった٩(ˊωˋ*)

と、いうあたりで本日は終了です。
ありがとうございました(๑•̀ㅂ•́)و✧

次はなんだっけ?
ドストエフスキーやな。