2019.7.31 マチネ
シアター風姿花伝
「薔薇戦争 ヘンリー六世-第3部-」(その2)
原作: W・シェイクスピア
翻訳: 松岡和子
演出: 木村龍之介
by カクシンハン

※ネタバレあります。ご注意!


こんばんは、テムです٩( ᐛ )و


いよいよ第3部(その2)! 完結します!

そうそう、その1に書き忘れたけど、河内さんリチャード独白の時の影がかなりかっこよかった!これから観る方は注目ですよ、右側の壁ね(`∀´)



で、フランス王ルイ、その妹(ブス)ボーナ姫、マーガレットなど登場。このルイはシャルルの父なの?誰か教えてください( ゚∀゚)

マーガレットはルイに援助を申し出る。

ザパァ〜ン!ザパァ〜ン!ザッパァ〜〜ン!
そこへゥウォリックも登場。
しかも泳いで(笑)
ドーバー海峡横断部だ!

で、またゴニョゴニョやってます。
ゥウォリックがエドワードにボーナ姫をイングランド国王の妃に迎えたいと申し出る。
「どうだ、妹、お前の気持ちを聞かせてくれ」
「お受けするのもお断りするのも、お兄様のご決定が私の気持ち。」
・・・おお、ボーナ。
淑徳の誉れ高いボーナ姫、
・・・・・・おお。
なんて雄々しい(゚口゚;)。

と、そこに急使が手紙を持って登場。
内容はまあどれもだいたい同じような感じで、エドワードがグレイ夫人と結婚したことを知らせるもの。
マーガレット喜ぶ。
ルイ苛立つ。
ゥウォリック激怒。
「もはや私の王ではない、私にこんな恥をかかせたのだ!恥を知れ、エドワード、俺は名誉に値する男だ!俺は今ここで彼を捨ててヘンリーのもとへ戻る。気高いお妃様、かつての恨みは水に流してください」(゚口゚;)エッ!
「その言葉で私の憎しみは愛に変わりました」
(゚口゚;)エエッ!
というわけでゥウォリックは赤バラヘンリー軍へ。荒熊赤パンに変身!
「彼を王座に昇らせた首謀者は俺だった、
だからそこから引きずり下ろす首謀者も俺だ!」

ロンドンの宮廷。
ヨーク兄弟、仲違いを始める。
特にジョージ。エドワードの結婚が気に入らない。
ゥウォリックが王妃側についたことも知る。
ジョージ、ゥウォリックのもとへ。

ゥウォリック不意打ちでエドワードを捕らえる。
でもリチャードの策で逃げる。

幽閉されていたヘンリー六世もゥウォリックによってロンドン塔から出る。

えー、このあたりからお尻がムズムズしてあまり覚えておりません(笑)
次は必ずじっくりしっかりと観たいと思います。

クライマックスまでとびます。
元王妃マーガレットの目の前で王子エドワードを殺す場面。
「私はお前たちの上に立つ者。
お前たちは謀反人だ、そしてお前は父上と私の王権の簒奪者だ!」
「死ね、
おふくろそっくりの悪態をつきやがって!」
「もがくのか?
その苦痛にとどめを刺してやる!」
「誓い破りと言って馬鹿にした報いだ!」
「ああ!私も殺して!」
あらら(゚口゚;)

で、リチャードはこっそりロンドン塔へ。
鈴木さんヘンリーと河内さんリチャードの見応えのあるシーン。
「お前が初めて無礼を働いたときに殺されていれば、私の息子を殺すまで生きてはいなかったたろう。お前が生まれたときフクロウは悲鳴をあげた、不吉な前兆だ、夜泣き鳥が鳴いた、不幸な時代が来る予告だ、犬は遠吠えをあげ、恐ろしい嵐が木々を吹き倒した、大ガラスが煙突のてっぺんにうずくまり、おしゃべりなカササギが禍々しい歌を調子はずれに歌った。お前が生まれてきたのは・・・・・・」
「もういい、しゃべりながら死ね、予言者め」
ヘンリー六世死す(९პ९)


最後は王宮。
舞台の上にはヘンリー六世の亡骸が転がったまま。リチャード三世の始まりの場面と同じようにみんな出てくる。王妃グレイの腕にはエドワードとの子供が。ロンドン塔で殺される皇太子ですな。
「はい、ヨーク!」
の記念撮影の場面。
舞台を180°入れ替えてみると、人垣の後ろにヘンリーが・・・。

で、例の「さぁ、俺たちの不満の冬は終わった」
となるわけですな( ꒪⌓꒪)ゴ-ン


ー終幕ー


むむむむむむむ、すげぇ木村さん!
腑に落ちた!

いろいろ削ぎ落としながらも、こんなにも
説得力のある舞台に仕上げるんだから
本当に恐れ入ります(;꒪ꈊ꒪;)

やっぱり面白いなぁ、チケットあと1回づつあるからじっくりと深く観たいと思います!



と、いったあたりで今回はおしまい。
ありがとうございました、またね(。・Д・)ゞ