2019.7.31 マチネ
シアター風姿花伝
「薔薇戦争 ヘンリー六世-第3部-」(その1)
原作: W・シェイクスピア
翻訳: 松岡和子
演出: 木村龍之介
by カクシンハン

※ネタバレあります。ご注意!


こんにちは、テムです٩( ᐛ )و


いよいよ第3部!

の前にご挨拶を。
このブログでカクシンハンのリチャード三世とヘンリー六世の記事を読んで下さっている皆さま、本当にありがとうございます。
PVがいつも以上に伸びております。いや、もちろんカクシンハンの注目度の高さなんでしょうけど、テム観劇です。あ、感激です。
しかーし!
鈴木さんヘンリー六世のお父上、
松坂桃李くんの「ヘンリー五世」の記事には及ばない! 頑張ってみんなでカクシンハンの記事を見るように!以上。(`∀´)笑



よーし、第3部はじまるよー。

えらく運動会みたいになってきた(笑)
みんなかわいいなヽ(*゚∀゚*)ノ

まあ、それはいいとしてヨーク白バラ軍幹部たちは王宮に。
で、ヨーク玉座をかぶる(笑)←日本語おかしいやろ。
この場面、うしろから入ってきたヘンリー六世が「見ろ、諸卿、御しがたい謀反人が何を被っているか!」って言ってなかった?
瞬間的に一人で吹き出したんだけど、まわりが誰も吹き出してなくてショボンしたよ(°ω°)

しばらく王宮・玉座の間にてゴニョゴニョと口論。
で、なんとヘンリー六世、自分が死んだら次の王はヨークだと約束( ꒪⌓꒪)ウソデショ...
つまり廃嫡するということ。
王妃激怒。そりゃそうだ。
ヘンリーが悪い、マーガレット悪くない。

ヨークの城。
ヨーク兄弟言い合い。
そこへ父ヨーク登場。
で、使者も登場。
王妃軍がヨークの城を包囲。
またしても内戦勃発。

ヨーク兄弟の末弟ラトランド、復讐の鬼クリフォード(子)に殺される(゚口゚;)

王妃軍が勝利。
ヨーク囚われの身に。
マーガレットに侮辱され殺される。
「その首をはね、ヨーク市の城門にさらしなさい。ヨークがよーくヨークの町を見おろせるように。」←ちょっと盛りました(-_-)

内戦の別の場所?
エドワード、リチャード登場。
ふたりとも太陽が3つ見える。

エドワード役の岩崎さんよかった!
岩崎さんの役の記憶が冬物語のミステリーハンターで止まったままの私の脳を更新してくれました。
しかも発音がやたらいいのはさすが。ウォリックじゃなくてゥウォリックだかんね。覚えといて( ゚∀゚)

そこにゥウォリック登場。
いろいろ戦況というかそういうのを兄弟に話す。
みんな復讐を誓う(`ε´)
で、キッス!「えぇぇぇぇぇ!」ってリチャードが驚くくらいのキッス(`ε´)

で、ヨーク市。
王妃軍が登場。
ヘンリーは相変わらずヘナチョコ。
そこへまたヨーク白バラ軍が攻め入る。
「陛下には戦場から離れていただきたい。おいでにならないほうが王妃様のご武運が上がります」なんて言い草だ!その通りだから反論できない(TДT)
エドワードたち登場。
またゴニョゴニョ(゚Д゚)
「お前の吐いた言葉がもとで一万人が今日いのちを落とすんだかんな!」
岩崎さんがビシッと言ってやりました!

ちょっと戦いの場面があって、
ヘンリー六世最大の見せ場。
二幕五場の独白。
「いっそ死んでしまいたい、それが神のみ心なら。この世には苦しみと悲しみしかないのだから。何分でちょうど一時間になるか、何時間で丸一日になるか・・・・・・。
ヘンリ〜(९პ९)
まるで禅問答。
この場面、グッときますなー(TДT)

そこへ息子を殺してしまった父親と、父親を殺してしまった息子が登場。なんとも愚かな人間模様を約400年前にシェイクスピアは示していたんですね( ᵕ_ᵕ̩̩ ) 役者さんもパイプイスも熱演(TДT)

「悲しみに心を引き裂かれた男たち、ここに座っている王は、お前たちよりもっと悲しんでいる」

クリフォード、よろよろと登場。
「ここで俺の蝋燭は燃え尽きる、ええい、ここで消えるのだ」
クリフォード、死ぬ。
間が悪くヨーク兄弟たち登場。
クリフォードの遺体、見つかっていじられる。
お尻から花火が上がって、
ヨーク白バラ軍勝利!ということ?

戯曲では猟場の場面。
そんなふうでもなく、ヘンリー六世あっさりと拘束される。

で、王宮。
グレイ夫人登場。お美しい٩(ˊωˋ*)و
ゥウォリックがフランスへ、(ブス)ボーナ姫をエドワードの妃にと申し出に行っているのに女好き岩崎さんは、あっ違う、女好きエドワードはグレイに惚れる。(←間違えてすいません)

この場面、鈴木さんジョージと河内さんリチャードが仲よさそうで和む。ヨーク兄弟にとって一番いい、穏やかな時間だったのかも。このあとの壮絶な運命を思うと切なくなるひとコマですね(TДT)
「驚くでしょうね、十日間は。」の、あたりなんて微笑ましいもの。このあともっと驚くよ、こっちは(-_-;)ムムム

ヘンリー六世が連行されたと報告。
捕らえた者に会いに行こうとエドワード。
ジョージとグレイ夫人も同行。
リチャードだけ残る。

で、かっこいいけど恐ろしいリチャードが顔を出す(゚口゚;)

「俺の目は利きすぎる、俺の心は思い込みが激しすぎる、この手と力がそれに追いつけないとすれば。いいか、リチャードのための王国なんかないと思え、だが世の中、それ以外にどんな楽しみがある?言葉とみてくれでかわいいご婦人方を虜にするか?ああ、思っただけで惨めになる。なんせ愛の女神はまだおふくろの胎の中にいた俺と縁を切り、優しい愛の作法なんぞには手を出すなとばかり、無節操な造化の神を買収して、俺の腕を枯れ木のようにねじ曲げ、悪意をこめて俺の背中に小山のようなこぶをこさえた。その俺が女に愛されるような男か?ああ、そんなことは思うだけでも罰当たりだ!命あるかぎりこの世は地獄に過ぎないと思い決めよう、この出来損ないの体に載った頭が輝かしい栄光の冠で飾られるまでは。」


つづく (TДT)