忠義の教え | ドリフト鮎友釣り

ドリフト鮎友釣り

水引いて鮎のよる瀬の変りけり

現在の政権が強くてその勢いがあるときは、国民は批判はせず支持率は高いものです。
しかし、国力が弱くなり不景気になると突然敵意むき出しで批判するものです。
 
仲間もそうです。華やかで活躍している時は近くに集まり、あたかも仲間のように振る舞い、活躍出来なくなったとたんに、違う華やかで活躍している人の近くに行き仲間っぽくなっている。(車の世界には沢山いました実話)
 
大東亜戦争時、日本が劣勢になり更には国際法違反の民間人大虐殺の大空襲、2発の原子爆弾投下で窮地に立たされた時、日本の航空隊員が「このままでは自分の身がヤバイ」とか「自分はこの仕事が好きだからとか」「自分の実力を試すためにスキルアップしたい」ということで、アメリカの航空隊に寝返り入隊して、ムスタングやワイルドキャット、B29を操縦して、アメリカ航空隊員として日本人を無差別に攻めてきたらどうでしょう。
 
会社では、そういうことが当てはまり、現実に起こっています。
会社の勢いがあり売り上げがあるときは、どのような社員であろうと、経営陣に忠義を励むものです。
しかし会社が厳しくなったり、衰退したり、その勢いが失われた時、社員の中には、ライバル会社に転職し攻撃してくる者さえ出てきます。
弱ったら寝返りしたり、自分のために攻撃してくる人は、ほんとに正しい生き方なのでしょうか。
自分の私利私欲、自分の家族だけが幸せであればいいと言う愚かな人間なのではないでしょうか。
人は人生が終わるまで、自分の信念を守り抜くということが大切なのです。
立派な社長に忠義を尽くす人はたくさんいること、それは当たり前で珍しいことではないでしょう。
愚かな社長に忠義を尽くすこそが、真の忠義と言えることです。
 
尾張の殿様が、アホでうつけ者だからと言って、美濃の国や、もう一度三河の国など、その時勢いがある国の殿様の家来になっていたら、太閤記はなかったでしょう。
太閤記も400年、日本の人々が愛した忠義のお話でもあります。
 
家族に例えるなら、とっても優しいお父さんに親孝行をする子供がいると言う事は何も珍しいことではありません。
頑固で愚かな馬鹿親父に親孝行する。それこそが本当の親孝行ではないでしょうか。
 
皆さんが、経営者ならどちらを雇うでしょうか?
家族にするなら、どちらの娘や息子と所帯を持つでしょうか?
どちらのタイプを一生涯の友にするでしょうか?
 
このことを良く考えてみて下さい。
 
自分可愛さを他人のために捨てた時、人間は最高に美しい。
昔の日本にはたくさんいました。
 
この考え方は、大楠公、楠公様と言われた、楠木正成の教えである。
 
大楠公、楠木正成 
南北朝時代 、北朝の光明天皇に足利尊氏が付いているように、南朝の後醍醐天皇に付いていた武将。
 
昭和20年までの、日本の歴史史上最大のヒーローでした。
日本人で知らない人はいなく、学校などの教育機関では、『修身』と言う世界最高度の道徳教育授業があり、そこで必ず教えていました。
 
日本の敗戦後、アメリカの占領政策『ウォーギルト インフォメーションプログラム』によって『修身』『楠木正成』『葉隠』は抹殺されました。日本人が正しく生きることは、大変危険であったからであり、日本の植民地化、『アメリカ経済の進出』いわゆる外資系企業進出に、とても邪魔な考えになってしまうからです。
 
大楠公については、長くなるので、また今度ということで。

{9DBC934F-40C5-4A97-A664-146A6B544EB3}
皇居前 楠木正成像