3月13日、JR各社ではダイヤ改正が行われました。東日本では最後の国鉄型特急である185系が引退・それに伴い、こちらも東日本最後のライナー列車であった「湘南ライナー/湘南新宿ライナー(ホームライナー小田原)/おはようライナー新宿」が廃止となりました。
引退した185系。臨時列車として両毛線や総武本線等を走行する予定だが、今年一杯で全車廃車が決まっているらしい。
- 全車指定席の特急列車であること。それ故、大船から先は快速運転では無くなり、乗車専用駅が廃止になったこと。
- 上りの湘南2号は平塚始発であること
- それまでは通過する列車が多かった辻堂に多く停車する様になったこと
- 列車によって9両と14両とで、号車の数が違うこと
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210322/20/shakenkunakanono/c9/f6/j/o1080081014914330173.jpg?caw=800)
新しい通勤の顔。あずさ・かいじ時代の面影を残しつつも、ニューカマーの雰囲気を漂わせる。
私は6号車に乗車しました。ファーストランだから激混みだろうな・・・と考えていましたが、実際はそんなことは無く、かと言ってガラ空きという訳でも無くと言った感じでした。湘南ライナーと客層は殆ど同じで、スーツ姿のサラリーマンが多く目立ちました。
18:00、列車は定刻通り東京を発車。これから先、品川・大船・藤沢・辻堂・茅ヶ崎・平塚・国府津の順に停まり、前述した通り、小田原には19:12に到着します。車内は窓側にコンセントが増設され、リクライニングも座面を引き出す事ができる等、進化を多く感じました。と言うのも、1月2日の帰りに乗った時は、疲れと東伊豆海岸線に気を取られ、あまり車内設備を見る事ができなかった為です。
一方で不満点も幾つかありました。1つとしては窓が開けられないことです。これに関しては本当に仕方のない事なのですが、やはり湘南路の特急は窓を開けないと…と考えてしまいます。
下段上昇式から嵌め殺しへ。漂うコレジャナイ感。
もう一つは雑な改造です。これはどうやらJR東日本が設けた納期が余りにも短過ぎたが故に、窓が雨漏りしたり、座席が傷だらけだったりということが起こってしまったそうです。実際、窓には謎の汚れが付着しており、少し気になったのは否めません。こんな事が起こり得るのならもう1年くらい投入を見送って、キチンと改造された状態で投入して欲しかったなとつくづく思います。
国府津まで割愛し、列車は間も無く小田原に到着します。これも少し気になったのですが、国府津を除いて殆どの駅では列車待ちの行列が出来ていたのに、湘南に乗り込んでくる人はかなり少なかったのです。前身であった湘南ライナーが大船から先は乗車券のみ(グリーン車に乗車する場合はグリーン券も必要)で乗車できたので、そのシステムが継続していればこんな混雑にはならなかったのかなと感じました。快速アクティーの本数が2本程度と激減した為、使い辛さが際立ってしまったのも要因の一つです。
今年のダイヤ改正が偶々使い辛さが際立っただけで、来年はそうとも限らない。彼の新しい活躍に期待である。おまけ2
廃止直前の湘南ライナーの車内放送もYouTubeにアップしています。音質が悪いですが、以下からアクセスできます。