韓国には保育園と幼稚園と家庭保育園というのがあります。

 

家庭保育園は普通のおうちやアパートなどに玩具や本、教材などを揃えて
子供たちがいられるような環境を作って子供たちを預かってくれます。


ですので園児も多くなく、多くて20人、少なければ10人以下のところもあります。

 

アパートの中にいくつも家庭保育園があり、
そこに通うと自分が住んでいるアパートと同じ環境に玩具などが準備されている状態になっています。


ですので、見慣れた環境の中で、先生と数人のお友達と過ごすのです。


私の子供が通っていた保育園は家族写真をお部屋に飾ってくれていました。
それを見て安心して子供が遊ぶのだそうです。

 

園児も先生もかなり小規模なので「もう一つの家」に通う感覚です。

 

兄弟がいない子でも、園に行けばいつものお友達がいて、先生が遊んでくれます。

 

家庭保育園は0歳から預けられます。
しかも国が補助してくれるので保育料はかかりません。
(オプションで何かの教育があったりするところは、オプションを選ぶとその分払わないとですが)
なぜか年齢を追うごとに国が負担してくれるお金が少なくなり、小学校に上がる前の子が一番負担金がかかります。

 

外国人の私にとって家庭保育園はありがたい存在でした。

 

一人で見ているとイライラしてしまったりすることもありますが、
先生は冷静に子供の立場で見てくれます。

 

しつけにおいても、なかなか子供に伝わらなくて、どう伝えていいか相談した時も
「まず子供の立場に立って共感してあげることです。
 そうすれば子供は分かってもらえたと思って、お母さんの言うことも聞くようになりますよ」
とアドバイスいただいたり。

 

自分の子供という責任や日々の雑事のイライラから子供への対応が自己中心になってしまう時も
励まし、アドバイスを頂いてきました。

 

離乳食期から今に至ってもあまり食べてくれないうちの子たちでも
保育園に行くと、
ほかの子たちが食べているのを見て、自分も一生懸命食べたり、
先生がほめてくれるので自分も褒められたくて食べてくれたりしていました。

 

こういう家庭保育園という場所を無料で使えるというのはありがたいです。

 

あまりお金にならないと言われている家庭保育園、ほぼボランティアのようなものだと聞いたことがあります。


先生方は子供が好きで見てくれていて、維持して下さってることもありがたいなと思います。

ちなみに写真は息子の保育園の体育の授業の様子です。