以前、夫の昔務めていた会社の同僚の皆さんと集まって食事をし、その流れから泊まらせていただいて結局午後まで過ごさせていただいたことがあります。

私としてはその方々にお会いしたのは初めて。
結婚式に来てくださっていた方もおられましたが、結婚式のときはいっぱいいっぱいで正直あまり覚えていません。
皆さん奥さんと子供さんを連れてこられていて、私は初めて純粋な韓国人の人たちのお家に泊まらせていただき、過ごさせていただきました。

私の子供は4歳と1歳なのですが、もう一人の方は5歳と8歳の子がおられて、もう一人の方は2歳の子がおられました。

で、驚いたのが子供たちがけんかせずに仲良く遊んでくれてること。
というのは上の子が上手にまとめてくれて、面倒を見てくれるので、下の子も素直に従って仲良く遊んでいるんです。
私としても安心してしまい、ほっと息を抜いて過ごせる時間でした。
また、韓国の方とじっくりお話しできたり、その文化を肌で感じるのも初めて。
いろんな意味で刺激的でした。

私は5歳と8歳の子供さんがいるお母さんと、同じ部屋で寝たのですが、
私の子供が口を開けて寝ているのを見て、
両手で優しく、そっと口を閉じてあげて、
「こうしてあげたら口を閉じて寝るようになるよ」と
しばらくずっと支えてくれてたんですね。

その上、私が下の子を寝かしつけてる間に、
上の子の歯磨きも着替えも準備してくれて、おむつもはかせてくれて、
(何せその日に突然泊まることになったので、そういうもの何も用意していませんでしたガーン
もう寝るだけ、という状態までお世話してくださってました。

人の子なのにここまで出来るなんて…と思いましたが、
後日韓国語の先生にこの話をしたら
「友達の子供ならそのくらいして当然」といわれました。

ウリナラ(私たちの国)という言葉が根強く定着しているこの国は
みんなが大きな家族という意識が強い気がします。

そして少しでも知り合いだったりするもんなら
「そこまで?」と引いてしまうようなことまで自然としあうことが出来るんですね。

家族との関係が濃厚すぎてきついという面もありますが、
やっぱり情はかなり深い国のように感じます。

それを心地よいと感じるか、めんどくさいと感じるかは個人差があると思いますが、
客観的に見たらいい文化ではないかなと思います。