これは祖母がよく言っていた言葉だ。

「してあげる」と言う思いですると「あげる」けど、
「させていただく」ならすることによっていただけるのだからこれほどありがたいことはない。

最近自己啓発の中で価値を与えると言う内容を聞きながら、ふとこの言葉を思い出した。

自分の価値を決めるのは自分ではなく、相手(周りにいる人)だ。
その相手に「してあげる」のも「価値をあげる」ということになるが
「させていただく」だと価値を与えることで自分の存在価値を得る、そして「いただく」に通じるのではないかなと思う。

たとえ何でも好きなことを自由に出来たとしても一人だったらつまらない。
自分を行動の発端である心や感情は相手がいて初めて発生する。
相手がいての自分であることを思えばその存在に感謝し、させていただくと思えれば
自分も自分の周りの人もハッピーになれる。

自己中心が不幸の根源であるのもそういうことなんじゃないかなと思う。

簡単に自己中心的な思いは湧いてしまうけど、それって誰も幸せになれないんだということを常に意識して
相手に価値を与え、自分の存在価値を得、感謝できる。
そんな風に意識したい。