TEAM SHACHI ~異空間の先にあったもの~ | あっきいの思いつきブログ

あっきいの思いつきブログ

しばらくぶりでした。またブログを再開します。

このブログは、2022年2月6日に書いています。

実は、前日2月5日と本日6日は、本来であれば「TEAM SHACHIとシナモロールのばれんたいんポジティブ大作戦!」というイベントが行われるはずでした。

 

しかし、直前にメンバーの咲良菜緒が新型コロナウィルスに感染したことに伴い、イベントは中止に。来週開催されるツアーの初日が中止されることが決まりました。

 

 

そんな振り替え的な試みとして、同イベント開催の2日間とツアー初日に、過去のライブ映像を配信することが決定しました。

 

 

そんな本日2日目に配信されるのは、「TEAM SHACHI TOUR2020〜異空間〜:Spectacle Streaming Show “ZERO” 」いわゆる「シャチZERO」と呼ばれているものです。

 

このライブについては既にBlu-ray化もされているため、特に目新しいものではないのですが、このタイトルに付けられている「異空間」とは、本来このツアーが敢行されるはずだった異空間ツアーから付けられたものとなります。

 

この異空間ツアーについて説明すると非常に長くなってしまうため、今回は省略しますが、既に私のブログでは、ほぼセットリストだけですが中止になる直前のライブ分は、書かせてもらっています。

 

異空間ツアーは、当時のTEAM SHACHIがこういう方向性でやっていこうと決めたツアーであり、特にブラス民を加えた際に生まれた「ラウド」「ポップ」「ブラス音源」が前面に出された新曲「AWAKE」「Today」がツアーの要になるはずでした。

 

また公演によっては、会場の広さからブラス民が十分にパフォーマンスできない場所もあり、そういった会場では4人だけのパフォーマンスとなるため、ブラス民のあり/なしでライブの構成が変わるという試みもされ、個人的には非常に期待が持てるツアーになるはずでした。

 

しかし、当時から新型コロナウィルスはその猛威を振るい始めており、徐々に各地でイベントが中止になる中、異空間ツアーもその影響を受けてしまい、北海道の公演を機に中止となったことは、ファンの方であれば記憶にある所だと思います。

 

その後は、独自の動画配信を中心とした活動を展開するとともに、無観客ライブ開催のためのクラウドファンディングを実施。指定期間内に目標金額に達したところで、本日配信されるシャチZEROの生配信により、異空間ツアー中止から半年以上経って、再びステージ上に立つTEAM SHACHIの姿を見ることができました。

 

このライブでは、異空間ツアーでは披露されなかった新曲「SURVIVOR SURVIVOR」「MAMA」が初披露され、今までアイドルグループとしての要素があったところを一線超え、アーティストに近い所まで進んでいった印象がありました。

 

 

 

 

やがて、当時コロナの猛威も徐々に収まりつつあり、途中メンバーが新型コロナに感染しライブが延期になる出来事もある中、持ち前のポジティブな姿勢で前向きに活動に取り組み、予定していたライブを敢行し、新曲も少しずつリリースした結果、TEAM SHACHIが2021年の目標にしていたパシフィコ横浜公演のSOLD OUT並びにライブの成功を果たすことができました。

 

 

ただ、ここまでの道程を見た時に、結果論かもしれませんが、異空間ツアーの中止がなければ、今のTEAM SHACHIは存在しなかったのではないかと思うことがあります。

 

もし新型コロナの猛威がなく、あのまま順当にツアーを行ったとしたら、ツアー(ライブ)をやる→新曲(CDを出す)→特典会をやる→またライブをやる→・・・の単調なループになっていたのではないかと思うのです。

 

それは他のアイドルが普段からやっていることだし、彼女たちの年齢を考えた時に、当然アイドルのオタクは若くてキラキラした子に行ってしまうだろうから、いくらTEAM SHACHIが良い楽曲・パフォーマンスをしたとしても、そのやり方ではファンを増やすことはできず、ひょっとすると路上デビューから10周年の活動が危ぶまれる状況に陥っていたかもしれません。

 

コロナによりツアーが中止になり、今までやってきたことができなくなった時、改めて自分たちを今を見つめ直したからこそ、例えば昨年行われた初心者向けのライブを開催したり、地元名古屋の様々な人・モノとコラボをしたり、配信や各メディアへの出演と、単にアイドルという枠に捉われない活動をしてきたことが、結果として今のTEAM SHACHI(チームシャチ)となり、徐々にではあるが支持層を増やしているように思えます。

 

この数年で逆境から這い上がる術を、TEAM SHACHIは身に付けていると思うので、どうかこれからも泥臭く、この険しい世の中を猪突猛進して欲しいと思います。

 

まずは、今夜の配信を一緒に見て、彼女たちの想いを受け止められたらと思います。