地域猫から社会猫へ・人と猫の共生を図る対策会議 公式ブログ

地域猫から社会猫へ・人と猫の共生を図る対策会議 公式ブログ

東京都でTNRを中心に活動を行う
『人と猫の共生を図る対策会議』(略称:人と猫の共生会議)
里親会の情報、里親募集中の猫ちゃんの紹介、活動報告など随時更新。

東京都でTNR活動を行う

『人と猫の共生を図る対策会議』

(略称:人と猫の共生会議)
TNR活動の他、ケガや病気の飼い主のいない猫の保護や東京都動物愛護相談センターから猫の護をしています。そんな猫ちゃんたちの飼い主になっていただける方を随時募集しています。また、毎月定期的に里親会「命のバトンタッチ愛&愛猫の里親」を行っていますのでぜひご来場ください。

里親会のお知らせ

里親募集中の猫ちゃん

トライアル中の猫ちゃん

里親さんからのお便り

活動報告

ボランティア募集

Amebaでブログを始めよう!
奄美市環境対策課長
奄美大島ねこ対策協議会会長殿

奄美市は、野良猫の食害からアマミノクロウサギを保護するためと称して、奄美大島における野良猫の数を7000頭と推計、10年で3000頭を駆除する計画を立てています。

ところが、アマミノクロウサギの現状は絶滅を危惧しなければならないどころか、現地エコツアーガイドによる実感では、20年前と比べて、数は逆に数倍に増えているとのことです。

一方、今回の駆除計画に至るまでに環境省が捕獲した猫の数は僅かに13頭。つまり、過去においてアマミノクロウサギの絶滅が懸念される原因を作ったのは、実は野良猫ではなかったということになります。

アマミノクロウサギの絶滅と増加の背景には何があったのか。

僅か13頭しか捕獲されなかった野良猫とは違って、マングースの駆除はこの15年間で数万頭に及んだそうです。つまり、アマミノクロウサギの問題に深く関係しているのは野良猫ではなく、マングースだったのです。

ところが奄美市は奄美大島における野良猫の数を7000頭と推測、アマミノクロウサギが増えた今になって野良猫の駆除に乗り出しました。7000頭と推計した根拠について市は従来、メッシュ調査によるものと説明してきたそうですが、今般どうぶつ基金の追及により、その主張は虚偽であり、実際には市が把握している飼い猫の数の2~3倍と見積もったとのことです。野良猫の数と飼い猫の数との間には、何ら相関関係はありませんので、7000頭という数字は根拠を失います。

つまり、アマミノクロウサギ絶滅の問題と野良猫の存在との間には、どのような関係も存在しないということになります。

それにも拘わらず、奄美市はいかなる根拠もなく野良猫の数を7000頭と過大に推計、一方アマミノクロウサギの数は増えているのに、15年前の古い統計を用いて2000~4800頭と低く推計。補食する野良猫が7000頭で、捕食されるアマミノクロウサギが2000頭だとすれば、アマミノクロウサギの絶滅は時間の問題ということになります。
マングースの捕獲に目処がついた今、次の駆除対象は野良猫ということで、科学的な根拠もなく恣意的に数字を操作し、世論を誘導・工作したと断ぜざるをえません。

行政は客観的な統計によって施策を講じなければなりませんが、データは恣意的に改竄あるいは操作されていたのです。
統計は行政によって独占されているわけですから、何も知らない市民・国民を欺いていたことになり、ことは悪質、責任は重大ということになります。

以上により、10年で野良猫を3000頭駆除するという現在進行中の捕獲計画は、施策としての根拠がありませんので、これを直ちに凍結し、地域猫の方法、つまり捕獲、不妊・去勢手術、リリースによって、人と猫とアマミノクロウサギの三者が共生する新たな対策を講じるよう強くお願いし、回答を求めます。

なお、奄美と沖縄の世界自然遺産への登録は、動物愛護の考えに立ち、全国民の支持の下に追求されんことを期待致します。

人と猫の共生を図る対策会議
代表 内田明

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000033795.html


【12/21  朝日新聞からの回答】

記事を書いた科学部小坪記者からではなく、広報担当記者からですが、回答が来ました。
以下それに対する更なる意見の申し入れです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

12月17日付け「科学の扉」について、当方意見についてご回答頂き、有り難うございました。

 さて、ご回答によれば、

 「この記事は、希少種や生態系の保全、農業被害に対して、在来種をいかにコントロールするかという視点から、その課題をご紹介したものです。趣旨として、猫に不妊去勢手術を施す「地域猫」などの取り組みとはテーマを異にする内容を報じていることを、ご理解いただければと存じます。」

ということでした。

 しからば更に問います。
 ご回答は、在来種による生態系保全、農業被害という一般論に論点をすり替えていますが、私どもがご指摘しているのは、猫の問題です。

 ご指摘の通り「地域猫」とは、適切な餌やりと不妊・去勢手術を施され、人間によって管理された猫のことです。

 記事の中の猫は、いわゆる「野猫」のことを言っているのか、「地域猫」のことを言っているのか、判然としません。

 記事中に「野生化したネコ」とありますので、「野猫」のことかと思いきや、「人里で餌付け」とありますので、不妊・去勢手術を施される前の「地域猫」とも受け取れます。

 餌付けができるのならば、不妊・去勢手術は容易であり、猫の数は確実にコントロールできます。

 しかるに記事の中では不妊・去勢手術のことには全く言及されておらず、餌やり=増殖、捕獲=駆除・殺処分と短絡、猫を有害獣扱いしています。

 無計画に猫を捕獲しても、捕獲できるのは捕獲器周辺のごく一部の猫に止まり、全体としての数の減少にはつながりません。また、猫の繁殖力は旺盛で、人が餌付けをしなくても勝手に増えて行きます。少ししか捕獲できず、たくさん生まれているのでは、差し引き猫の数は減りません。

 ですから、餌付けできている猫なら餌付けして一網打尽にして捕獲・手術、リリースという「地域猫」の方法が最も効率的なのです。手術さえしてしまえば、自然死を待つのみ。野良猫の寿命は3~5年と言われていますので、3年ごとに猫の数は確実に半減していきます。人里と接しない奥地での猫についても、積極的に餌付けして手術を施せば、無計画に捕獲するより遙かに効率的にかつ確実に猫の数を減らしていくことができます。そして、地域猫のボランティアはそのノウハウを身につけているのです。

 つまり、野生化した猫についても、地域猫の方法で対策を立てた方が、実際の効果は高いのです。
 餌付けした猫は動物愛護法下の愛玩動物となりますので、殺処分は違法となります。

 実際、2009年には東京都御蔵島において、オオミズナギドリを野猫の食害から守るため、アニマルライツが1ヶ月の短期で100頭の猫を捕獲、耳カットを入れてリリースという地域猫の方法で実際の成果を挙げています。

 また、ユネスコの自然遺産に指定された小笠原諸島では、東京都の獣医師会が加盟病院に数頭ずつ保護を依頼、猫の醇化、里親探しに協力して成果を挙げています。聞くところによると、人と接触する機会のなかった小笠原の猫は、成猫でも良く懐くようになったそうです。

 野猫も野良猫も同じ猫ですし、野猫も食料が乏しければ人里に姿を現し、野良猫と同じようにゴミをあさったり、餌をもらったりするわけですから、野猫と野良猫の区別は曖昧なものでしかありません。

 12月17日の記事は一方的に野猫を害獣と決めつけ、社会に誤ったメッセージを伝えることになっています。

 私どものFacebookは、通常200程度の閲覧しかありませんが、この日の閲覧数は9000に迫る勢いです。社会に与えた影響の大きさに思いを致していただきたいと思います。

 何らかの形で、今回記事の補充をお願い申し上げます。
【12/17  本日付朝日新聞31面文化欄で、猫を害獣扱い】

朝日新聞への抗議の電話03-3545-0131をお願いします。
更に、可能ならば、下記文章を参考にファックスで抗議文を送っていただけると、更に効果的です。
メールはセキュリティーの問題で、受け付けてもらえません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

記事には重大な誤りがある。誤報である。
記事は、虐待犯の犯罪を助長しかねない。
朝日新聞に厳重に抗議、回答を待っているところです。

朝日(小坪遊)は言う。
野生化した猫が人里で餌付けされると、どんどん子どもを産む。山や森でネコを捕まえても、餌付けをやめなければ増殖は止まらない。いつまでも山や森に入るネコが後を絶たず、希少動物も襲われ続ける。被害を減らすには、餌付けをやめることも必要だ。

とんでもない主張である。
小坪氏の論理は単純である。
①人里で餌付け➡猫の増殖
②猫を捕獲➡殺処分
③生き残った猫はライバルがいなくなって積極的に補食するため、希少動物の補食も悪化する。

①について、猫が増えるのは餌付けしたからではなく、不妊・去勢手術を施さなかったからである。小坪氏の論には、餌付け=増殖という短絡がある。
②猫の捕獲を殺処分と短絡している。猫の捕獲は、不妊・去勢手術のためになされるのでなければならない。ここでも、不妊・去勢手術の概念が全く存在しない。
第一、餌付けせずに捕獲できる猫の数などたかが知れており、本気で捕獲するのなら、餌付けと捕獲を一体のものと進め、一網打尽にして一気に不妊・去勢手術を実施、リリースするのでなければならない。

小坪氏の発想では、猫の繁殖力は旺盛で、捕獲数は繁殖力を上回ることができないし、多少数が減っても過剰補食のため希少動物は減り続けるということになるが、当たり前のことである。

大切なのは、不妊・去勢手術すなわちTNRである。野放図に猫にエサを与えるのではなく、餌付けして効率的に捕獲し手術、増えないようにしてリリースするのだから、小坪の①の論理、すなわち餌付け➡猫の増殖という論理は成り立たない。
小坪氏の論は、猫の問題についての無知をさらけ出しているに過ぎないのである。

このような偏見に満ちた記事に大紙面を割いた朝日新聞の見識を疑うとともに、ここに強く抗議、釈明を求める。

(追記)
こんな記事が天下の朝日で大々的に扱われたら、野良猫の虐待が正当化されます。
絶対に許せません。
希少動物の保護のために、野猫・野良猫を殺処分せよという主張は確かに一部にあるのですが、私たちは効果的に野猫・野良猫の数を減らすためには、まず餌付け、その後TNRで一挙に捕獲という方法を提案し、その有効性は既に実証されているわけです。

逆に餌やり禁止は、かえって猫の数を増やすことにしかならないことも、私たちは経験で知っています。
猫は排除するのではなく、地域の猫として人間の管理の下に置く方が、効果的に数を減らすことができるのです。

野猫も同じで、餌付けして手術さえしてしまえば、あとは自然減を待つだけなのですから、行き当たりばったりに猫を捕獲・殺処分するよりはるかに効率的で、しかも現に生きている猫の命を奪わずに済みます。

このような愛護派からの反対意見を紙面に載せることなく、一方的に餌やり禁止、捕獲・殺処分を大々的に宣伝することは、報道の中立性という意味でも犯罪的であり、報道機関の自殺行為と言っても過言ではないと思います。


猫伝染性腹膜炎FIPは、ブリーダーやシェルターなどの集団飼養環境で伝染・発症すると考えられています。

陰性の子は感染から守られなければなりません。
ブリーダーはFIPの検査・隔離まではやらないでしょうから、この点でもシェルターとブリーダーの差別化を図ることになり、ペットショップで犬猫を買わない流れを作ることにつながります。

私ども「人と猫の共生を図る対策会議」は、3年前から全頭FIP検査を実施していますが、野良猫の子猫はすべて陰性でした。
子猫にとって脅威なのは、エイズでも白血病でもなく、FIPだというのが共生会議の認識です。

検査ラボは、アイデックス、ランス、ケーナインラボを推奨します。






【12/13   明日14日(金)18時~21時 四ッ谷猫廼舎(ねこのや)ナイター里親会、シェルタースタッフ・ボランティア募集中】

前回猫廼舎里親会でのお試し入りは1頭でした。
また、なんと環境省自然環境局長と同局動物愛護管理室長が視察に来てくれました。

今回も拡散、シェアを宜しくお願いします。

猫廼舎里親会では、
入場無料・ご来場頂いた方にはコーヒーのサービスを致します☕
コーヒーは、店主が豆からこだわり、自家焙煎で、一杯ずつ立てて差し上げます。本当に美味しいです。

会場
珈琲専門 猫廼舎(ねこのや)  
新宿区荒木町8根本ビル1階(杉大門通り)

交通
丸の内線 四谷三丁目駅 4番出口より3分
都営新宿線 曙橋駅 A4番出口より8分

今後の予定
12月18日(火)17時~20時麻布十番ナイター里親会
12月22日(土)13時~16時 四ッ谷猫廼舎里親会 

主催
地域猫から社会猫へ 猫の生きる権利確認連絡協議会

※里親様を募集中の猫については、下記のサイトをご覧ください。
人と猫の共生を図る対策会議の猫は、すべてFIP・コロナウィルス抗体検査済みです。
http://www.pet-home.jp/member/user145127/post/

※猫を譲渡する際にはいくつか条件などをもうけさせていただいております。詳細は公式サイトをご一読ください。
http://hitotoneko.la.coocan.jp/keiyaku.html

【猫のお世話ボランティア募集中】
港区麻布のシェルターでの猫のお世話係り
週1回2時間程度、時間帯は何時でも可
学生には一律1,000円の交通費支給
他に、TNRボランティア、搬送ボランティアも募集しています。
まずは体験作業にお出でください。
(連絡先)
人と猫の共生を図る対策会議(担当・内田)
hitotoneko@ezweb.ne.jp
080-5437-2665

#ねこ #猫 #cat  #四谷 #新宿 #麻布 #新宿区 #港区 #猫迺舎 #ねこのや #里親会 #譲渡会 #保護猫 #喫茶 #cafe #カフェ #ボランティア募集 #TNR #殺処分ゼロ #里親募集 #里親募集中  #東京 #ボランティア