みなさん、こんにちは!

 

先日、家で料理しているとき、「コンソメスープ」を作ったんです。

 

そのとき、ふと思いました。

 

「コンソメ」って元々フランス語からやってきた言葉だったよなぁ~!

 

日本で営む日常生活の中に、普通にフランス語がとけ込んでいる感じってステキだなぁと思いました。目線で感じる「国際交流」な気がしました!

 

私、社会科教員として働いていますので、こういう日常生活の内容をどんどん授業の中に取り入れるのですが、「コンソメ」を答えさせようとするときはけっこう盛り上がります。

 

こんなふうに発問します。

 

「今日は、地理的分野の中の「言語」について学習します」

 

「私たちが日々使っている言葉も、よく調べてみると、いろんな国の言葉だったものがとけこんでいるんですよ」

 

「さて、今からみなさんには、あるフランス語を答えてもらいます。何でしょうか?みなさんに答えてほしい言葉に、拳(こぶし)をにぎりしめてくりだす行動に関わる言葉をくっつけると、多くの人が大好きなお菓子の味に関する言葉ができあがりますよ~。なんでしょうか?」

 

子どもたち、悩みまくります。説明はあえて複雑にしています。いっぱい悩んでほしいので(笑)

 

要するに、「コンソメパンチ」という言葉にたどり着いてほしいのですが、周りで相談しながら「ああでもない」「こうでもない」と言い合い、せっかく発言したのに私から「惜しいな~」の連発。かわいそう・・・(笑)

 

誰かが答えることができたら、クラス全体が盛り上がります!

 

答えることができなくても、答えを知ると「あ~~~~!!!」という反応がかえってきます。

 

あの瞬間、私、けっこう好きなんです。

 

クイズっぽい内容だし、教育界では、あんまりクイズ的な物は好まれない傾向にあるのですが、私個人としては、授業を盛り上げる1つの要素として、こういう内容をどんどんと取り入れていきたいんです。

 

学びに対して心をほぐすアイスブレイクになるし、日常生活を見つめるきっかけにもなるし、「あれでもない、これでもない」というふうに頭も使うし、まぁまぁいいことが多いと思ってます。

 

付け加えて、

・ズボン

・デッサン(中学校の美術の授業でよく行うから子どもたちには身近な言葉)

・グルメ

・メニュー

・エクレア

などもフランス語だよ~などと説明すれば、子どもたちは「もっと知りたい」「自分で調べてみたい」「フランス語以外でもドイツ語でもイタリア語でもいろいろあるんじゃないか」と考えます。次なる意欲につながります。

 

今回は、「日常生活の中に教材がたくさん隠れていること」「それを教員が日々生かそうとすること」「子どもたちの興味関心を授業であれこれ使って引き出す大切さ」について考えてみました。

 

以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

 

 

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