豆知識を教えて

 

みなさん、こんにちは!

 

今回は、「豆知識を教えて」に乗せれるほどの豆知識ではないかもしれませんが、現在、私が興味をもっている福沢諭吉に注目します。私が個人的に書き進めている『学問のすゝめ』の紹介の5回目をここで書かせてください。

 

福沢諭吉『学問のすゝめ』の紹介⑤

 

福沢は、次のようなことを考えていたみたいです。

 

〇「自分さえよければいいや」はダメですよ!

 

〇「自分自身の衣食住さえ足りていれば学問なんてしなくてもいいや」はダメですよ!

 

〇自己実現と社会貢献の両方をしっかりと考えていきましょうよ!

 

福沢は、学問に取り組む意義を様々な形で述べておりますが、彼が『学問のすゝめ』を著した時期というのは明治時代の初期でした。このころの日本というのは、新しい国づくりの真っ最中で、政府中心に「欧米流」のいろんなものが導入されていました。まさに、「政府中心の国づくり」だったわけですね。しかし、福沢は、本当の国づくりというのは、国民の一人一人の高い意識がなければ成功しないと思っていたようで、しきりに、「学ぶこと」をすすめています。国民一人一人が学ばなければ、国としての発展は絶対にない!という気持ちで、学問に取り組む必要性を訴えています。

 

福沢が書いた文章から引用しますね。

 

「人たるものはただ一身一家の衣食を給しもって自ら満足すべからず、人の天性にはなおこれよりも高き約束あるものなれば、人間交際の仲間に入り、その仲間たる身分をもって世のために勉むるところなかるべからず」(『学問のすゝめ』十編より)

 

まさに、しっかりと学問をして、自分自身が世の中のために何ができるか考えましょうよ!社会貢献していきましょうよ!それが今の日本に必要だって!ということを福沢は述べていると私は考えます。

 

私は中学校教員なので、「なぜ学ぶのか」「学問とは」「学んだことをどう生かすのか」「学力とは何か」といったことはよく考えますが、福沢の本の中にいろいろヒントがある気がします。学んで、世のために貢献することが、ゆくゆくは、自分自身の人生も豊かにし、いろいろな自己実現も可能にしていく。まさしく「自己実現と社会貢献の両方が大事なんですよ」ということですね。

 

学び続ける大切さを改めてかみしめることができました。

 

福沢は、「難しい昔の本をただ読むだけが学問ではない」という内容を言っています。身の回りのあらゆることが学問になると言っています。みなさんも、自分なりの学問をしてみてはいかがでしょうか? 自己実現と社会貢献のために!

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

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