みなさん、こんにちは!

 

今日は、タイトルにもあるように、「ものの見方を変えてみる」ことについて考えていきたいです。

 

私たちは、いろんな基準で自分・他者・周囲の物事を見ています。例えば・・・

 

・自分は人見知りだ

・自分は英語が苦手だ

・あの人は明るい人だ

・あいつはパソコンのこと何でも知ってる

・最近は物価が高くて生活しづらくなっている

・〇〇国にはステキな建物がたくさんあるから海外旅行行くなら絶対〇〇国!

 

などなど、自分なりの見方をしていることが多いと思います。

 

それはそれで悪いことではないと思います。しかし、別の見方もある!ということを知るだけで、人生がもっと豊かになる気がするんです。

 

今、ある本を読んでいて、ふとそういうことを思いました。その本は、『世界のなかの日本の歴史 一冊でわかる江戸時代』という本です。この本の冒頭に、こんな一節があります。

 

「従来の江戸時代のイメージは、抑圧・貧困・差別など社会の負の側面が強調されがちでした。しかし、近年二つの点から見直しが行われています。一つは、この時代が、国内でも、外国とも、一度も戦争をしなかったことです。江戸時代の長期の「平和」は、世界史でも稀有であり、「徳川の平和=Pax Tokugawanaパクス・トクガワーナ」とも呼ばれます。しかも、この「平和」が1世紀に及ぶ戦国時代を克服して達成されたことも重要です。」(大石学監修『世界のなかの日本の歴史 一冊でわかる江戸時代』(河出書房新社、2021年発行)p.2より引用)

 

江戸時代と聞くと、たしかに私は、「苦しんでいる農民の姿」「身分制社会」「鎖国」など、制限された社会状況を思い浮かべます。それはそれで事実としてあったとは思います。しかし、江戸時代全体を俯瞰的に見てみると、戦争がなかったという事実もまた重要である気がします。戦国時代には多くの人が命を失っており、その課題をどう克服するんだ!ということから江戸時代がスタートしているのであれば、この時代について考えることは、平和について考える上でも大きなヒントを与えてくれるはずです。

 

「この時代はこんな時代だ」と見ていたことを、別の側面から見直してみるとまた面白い側面があることに気づき、思考や学びが楽しくなります。2つの側面を知るということは、単純に考えて2倍の物事を知れるということですから。

 

何事も、決めつけてみるよりも、「こういう見方もあれば、ああいう見方もある。自分は今のところ、こう考えたいな」と考えることができれば、人生が2倍も3倍も奥が深い、楽しいものになる気がします。

 

今回は、ふと、そんなことを考えてみました。「ものの見方を変えてみる」を私はこれからも生かしていきます!

 

読んでいただいて、ありがとうございました!