立ち上げて初めてのブログとなります。緊張しています。でも、ずっと心の中にあった思いを出して、知ってほしい、共有したいという気持ちに変わりはないので、素直な思いを書かせていただきます。

 

私は現在、教員として働いて15年目になります。学校現場の多忙化が言われ始めてもう久しい気はしますが、実際どんな感じなの?という疑問をお持ちの方も多いと思います。

 

実際、どんな感じなのか・・・

 

少なくとも、中学校の教員は、次のことを一気に進めなければなりません。

 

・クラス担任として、40名近い生徒の日々の生活を見守る。

 

・生徒の保護者からの問い合わせに対応する。

 

・日々の授業の実施。授業は、教科によりますが、英語なら1クラスにつき1週間で4時間。すなわち1週間で4つの授業ネタが必要。そのために、教科書内容の研究、プリントの作成、ICT機器活用の準備、小テストの実施と採点、AETの先生との打合せなどが必要です。学年が4クラスなら「4時間×4クラス=16時間」の授業実施。もちろん、他の学年の授業に行く場合もありますし、定期テストもあるので、実際には「16時間」におさまらない準備時間が必要です。私は社会科なので、プリント作成やパワーポイント作成は、日々の準備作業として常に行っています。

 

・クラブ活動の見守り、指導

 

・学年運営。問題行動が起こった場合に、中学校では学年教員で連携して指導にあたります。また、行事運営も学年で連携します。体育祭(運動会)・文化祭や遠足・修学旅行、学習発表会などにむけては特に、念入りに準備します。月に1~2回行われる「学年会」という会議だけではなく、日々、放課後に話し合ったりします。

 

・校務分掌の仕事。教員は、「担任」「授業」「学年」以外に、「校務分掌」という役割を果たします。学校を運営するために必要な業務を細かく分け、先生たちで担当していきます。例えば、「教務部」「生徒指導部」「研修部」「保健部」「進路指導部」などです。教務部の先生が時間割を作ったり、生徒指導部に所属する先生が生徒会を運営したり、研修部の先生が研究授業を実施したり、保険部の先生が健康診断の準備をしたり、進路指導部の先生が進路保護者説明会を実施したり・・・これまたいろいろ仕事があります。

 

・地域行事への参加

 

・給食の準備

 

などなど、いろいろ書きましたが、これでも書ききれないぐらいです。そして、これが重要なんですが、これらの仕事を教員は、「一気に」進めなければならないということです。「9~10時がクラス運営で、10~11時が授業で・・・」などとはできません。「1~3時間目は授業だが、その間の休憩時間にクラスの生徒が体調不良を訴えてきたので保護者に電話したがつながらず、学年の先生と連携。4時間目は空きコマなのでクラブの予定表作成・大会エントリー業務…なんてしてたらもう終わりが近づき、昼休みの給食の準備へGo!・・・」といった具合に、上記の業務を同時進行で実施しなければなりません。

 

本当に忙しいんです! そこでこのブログとこれから立ち上げたいHPの意義です。こんなにも忙しい先生方に、「授業が一番大事やから、授業準備をしっかりとやろう」などと言えるでしょうか? 実際には厳しいです。でも、日々の授業はやってきます。今日も明日もあさっても。ならば、そんな忙しい先生方が少しでも安心して日々の授業を実施できるように、その「補助」となる教材は、私が提供できるんじゃないかと思って、こういう長ったらしいブログ名とHP名(これから立ち上げ予定)で活動してみようと決意しました。まだまだ活動のスタートラインなので、具体の教材提供などは、ホームページを立ち上げた後に徐々にということになりますが、このブログでは、そこと連動して、様々な情報発信をしていきたいです。

 

教育に関すること

社会科に関すること

歴史に関すること

私が読んだ本の紹介

 

パッと読んで、少しでも「へ~」「そうやな」などと思ってもらえるようにしていきたいです。

 

以上、長々しい文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!