社会福祉法人と民間会社での、一番の違いって何かわかりますか??


それは『数字』を求められるか、求められないかです。


そりゃあ、社会福祉法人だって求めるところは沢山ありますが、民間会社と比べると求められ方がぜ~んぜん違います。


例えば、新規グループホームを設立した場合に、社会福祉法人であれば半年で満床を求められますが、民間会社は下手するとオープン時に満床を求められたり長くても3ヶ月での満床を求められます。


この時間の流れの違いって物凄くて、社会福祉法人の管理職が民間会社へ転職すると慌ただしく感じ、民間会社の管理職が社会福祉法人の管理職へ転職すると時間がゆっくりすぎて物足りなく感じます。


これは経験値からだけではなく、実際の仕事仲間でも話をしますが、ここまで違うってのは同じ業界に居ながらも、ある意味ではカルチャーショックになります。


だから、社会福祉法人の経営なんて自分から言わせればスピード感が無くて、民間会社に市場を奪われるのも当たり前かな?って思います。


だって、社会福祉法人って危機意識が低いんですし。地域包括って殆どの行政では社会福祉法人にしか委託をしてませんから、地域をある意味では社会福祉法人自体が占有してるイメージに捉えられがちですが、実はまったく違います。


民間会社が市場の殆どを持っていて、社会福祉法人は隙間産業的な役割しかなし得てないんです。


ところが、最近の民間会社も地域の隙間を狙ってますから社会福祉法人からすれば、次の一手に行き詰まってる感が否めないです。


これくらい、管理職であれば業界の半歩先を読んで対応をしておかなければならなかったはずですが、民間会社はさっさか手を打ちますが社会福祉法人はの~んびりと手を打ちます。


下手したら、今起きている課題を来年度に解決するための施策をやります、なんて当たり前です。


だからこそ、社会福祉法人と民間会社の管理職に求められるスピード感や経営感覚が違うのは当たり前なんです。


別にどっちが正しいとか、正しくないとかではないですが、この業界に外資がそろそろ参入してきますが、潰されずに残れるのはどっちなんでしょうかね。