国は介護を家で生活し続けることへ本格的に舵を切り、在宅介護を前面に打ち出した制度改定となりました。


でも、それと併せて介護の質と医療連携も同時に求めてきました。これって、表面上のものだけをとらえればこれだけしか分からないかもしれませんが、もう一歩踏み込んだ見方をしてみてください。

介護保険制度が作られて10年以上が経ちましたが、まだまだ医療側からは立場的には下に見られています。


なぜでしょうか?


答えは簡単なんです。
介護職としての『専門性』の定義が、数値化されないがために曖昧なんです。医療はある意味では科学ですから数値化された根拠があり、統一的で均一的な視点での判断基準がありますが、介護には『感性』によるところの判断ですから判断基準がないんです。


介護の『専門性』を定義するのであれば、感性も大切ですが医療とは切り離せない業界ですから少なくとも『感性』ではなく統一的で均一的な物差しが必要になって来たんです。


これって、今までの介護職ならば『無理だ❗️』っていうかもしれませんが、国は今回の制度改定で意図している一つになるんだろうなって読みとってみてください。


ちなみに、これは根拠がありますけどね。
例えば、介護職の段位制度って『専門性』を一つの数値化するための試みですが、ちょっとうまく機能してないです。。。


まだまだ国も試行錯誤みたいですが、6年後の改定までには少なからずの基準が出て来るはずですから、の~んびりとはしてられないですね。