異常な頻度で海外の方から声をかけられ道を尋ねられるMEIZIです。
お月見についてのブログを書きましたので、そのままの勢いで、月に関する言葉や名称の紹介をしていきます～(^▽^)/
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月の満ち欠け名称
（上図は2017年10月現在）
【月齢０（1日目）】
新月（しんげつ）
朔（さく）とも言う。新月は、月が太陽と地球との間に来ることによって地球からは全く見えなくなる。陰暦では毎月の第一日目のことを「朔」と呼んだ。
一日（ついたち）の語源は「月立ち」であると言われている。
【月齢１（2日目）】
繊月（せんげつ）
二日月（ふつかづき）や既朔（きさく）とも言う。「朔」を過ぎたという意味。
【月齢２（3日目）】
三日月（みかづき）
初月（ういづき）、若月（わかづき）、眉月（まゆづき）、蛾眉（がび）とも言う。
三日月は「弓」「剣」「鎌」「櫛（くし）」「舟」などに例えられ、異名・別名が多い。夕方西の空に見え始める。
【月齢６（7日目）】
上弦の月（じょうげんのつき）
月が満ちていく過程での半月をいう。半月を弓の形になぞらえ、弓に張った弦が上向きになっていることから、“上弦”という。弓張り月(ゆみはりつき)、半月（はんげつ）ともいう。
【月齢９（10日目）】
十日夜（とおかんや）
旧暦の十月十日に行われている収穫祭。少し膨らんだ形の月になる。
【月齢12（13日目）】
十三夜月（じゅうさんやづき）
満月に次いで美しいとされている月で、古くから月見の宴などが行われていた。これからまさに満ちていくさまが縁起の良い月とさる。宇多法皇が九月十三夜の月を愛で、「無双」と賞したという逸話がある。
【月齢13（14日目）】
小望月（こもちづき）、十四日月（じゅうよっかづき）
満月の前夜の月で、「待宵の月（まつよいのつき）」ともいう。翌日の満月を楽しみに待つ、という意味。また、幾望（きぼう）とも言い、満月（望月）の前夜で、“機”は「近い」の意味を持つ。満月(望月)の前夜の月。
【月齢14（15日目）】
十五夜（じゅうごや）、満月（まんげつ）
望月（もちづき）、三五の月（さんごのつき）、中秋の名月（ちゅうしゅうのめいげつ）、芋名月（いもめいげつ）、望（ぼう）
※月が最も真円に近い状態になる日。月と太陽を結ぶ線上の間に地球が位置し、太陽の光が月全体を照らし出す。陰暦では７月～９月が秋とされたため，８月はその真ん中となり“仲秋”と呼ばれた。
【月齢15（16日目）】
十六夜（いざよい）
月の出が十五夜よりやや遅くなっているのを、月がためらっていると見立てた。「十六夜」とは“ためらい”の意味を持つ。また、夜が明けてもまだ沈まず、西の空に残っている様子から、「有明の月」とも呼ばれる。
【月齢16（17日目）】
立待月（たちまちづき）
夕方、立って待つ間に出る月の意。「いまかいまかと立って待つうちに月が出る」と言われたことから名付けられました。
昔は電球などなかったので、夜は月が出てくるまでは真っ暗闇だったそうです。
【月齢17（18日目）】
居待月（いまちづき）
満月を境に月の出が次第に遅くなるので、座って待つうちに出る月の意。立待月よりもさらに遅いこの月は、「立って待つには長すぎる」と言われ、「座って待つ月」と名付けられました。
【月齢18（19日目）】
寝待月（ねまちづき）
臥待月（ふしまちづき）とも言う。
月の出が遅いので寝て待つ月の意。ついに、出てくるのが遅すぎて「寝て待つ月」と呼ばれてしまいました。
ちなみに、この月の出る時刻は21時くらい。
【月齢19（20日目）】
更待月（ふけまちづき）
亥中の月（いなかのつき）とも言う。
夜も更けてから月が上ってくる月の意。22時頃に月の出を迎える。
【月齢22（23日目）】
下弦の月（かげんのつき）
二十三夜月（にじゅうさんやづき）とも言う。月が欠けていく過程での半月をいう。半月を弓の形になぞらえ、弓に張った弦が下向きになっていることから、“下弦”という。弓張り月(ゆみはりつき)・半月（はんげつ）ともいう。
【月齢25（26日目）】
有明月（ありあけづき）
夜明け（有明）の空に昇る月で、”暁月”ともいう。本来は十六夜以降の月の総称。
【月齢29（30日目）】
三十日月（みそかづき）
新月頃の月。月が姿を見せず籠もることから、つごもり＝晦日(つごもり)とも言います。
30日（みそか）なので「晦日(つごもり)」を「みそか」と読むようになり、月末を「晦日（みそか）」、年の終わりの日を「大晦日(おおみそか)」と呼ぶようになったそうです。
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季節や風情をあらわす月の名前
月は風雅の対象としてなくてはならないもので、月の見え方や月を使った表現を幾つかご紹介します。
【季節】
●春月（しゅんげつ）、夏月（かげつ）、秋月（しゅうげつ）、冬月（とうげつ）
春夏秋冬それぞれの月。
●朧月（おぼろづき）
かすかに霞んだ月。春の季語。
●寒月（かんげつ）
冷たく冴えてみえる月。冬の季語。
【気象・天候】
●雨月（うげつ）
雨の夜の月。十五夜が雨で見えないときもいう。
●霽月（せいげつ）
雨が上がったあとの月。転じて、曇りがなくって、さっぱりとした心境。
●無月（むげつ）
十五夜が曇りで見えないとき。
●薄月（うすづき）
薄雲のかかった月。
【月の見え方】
●孤月（こげつ）
寂しげにみえる月。
●淡月（たんげつ）
光の淡い月。
●青月（せいげつ）
青く輝く月。
●明月（めいげつ）、朗月（ろうげつ）、皓月（こうげつ）、素月（そげつ）
清く澄んだ月。
●煙月・烟月（えんげつ）
煙がかかったように、かすんで見える月。
●海月（かいげつ）
海上の空に出る月。海面に映っている月の影。
【時間の推移】
●夕月（ゆうづき）
夕方にみえる月。
●黄昏月（たそがれづき）
黄昏時の月。
●残月（ざんげつ）、有明の月、朝行く月 、朝月夜
夜明けにまだ残っている月。
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各国語で「月」は何という？
●英語：moon ムーン
●フランス語：lune, fリュン
●スペイン語：luna, f ルーナ
●イタリア語：luna, f ルーナ
●ラテン語：luna, f ルーナ
●古典ギリシア語：σεληνηセレーネー
●エスペラント語：luno ルーノ
●ポーランド語：ksiezyc クシェンジツ
●アラビア語：قمر カマル/ àmarアマル
●ヘブライ語：ירחヤレアク（ヤレアハ）
●中国語：月亮 yue4liang ユエリャン
●韓国語：dal ダル
●タガログ語：Buwan ブワン
●ツワナ語：Ngwuadi グゥアディ
●ウェールズ語：lleuadセイアッド
●ブルトン語：loarローアル
●ドイツ語：mondモーント
●オランダ語：maanマーン
●ノルウェー語：Maane *1モーネ
●スウェーデン語：Maane *1モーネ
●デンマーク語：Maane *1モーネ
●フィンランド語：kuuクー
●アイスランド語：tungleトゥングル（満月）
●カタロニア語：llunaリュナ
●ポルトガル語：luaルア
●ロマンシュ語：Gluna *3リューナ
●エストニア語：kuuクー
●リトアニア語：Menulis *4メーヌリス
●ロシア語：Луна(luna)ルナー
●ウクライナ語：Мiсяць(misjac')ミースャツィ
●チェコ語：mesic/lunaムニェスィーツ／ルナ
●クロアチア語：mjesecミェセーツ
●マケドニア語：Месечинаメセチナ
●ブルガリア語：Луна(luna)ルナ
●ハンガリー語：Holdホルド
●ルーマニア語：Luna *6ルナ
●現代ギリシア語：Φενγαριフェンガリ
●バスク語：ilargiイリャルギ
●アルメニア語：լուսինルシーン
●グルジア語：მთვარეムトゥワレ
●イディッシュ語：לבנהレヴォネ
●インドネシア語：Bulanブラン
●サンスクリット語：chandraチャンドラ
●ヒンディー語：चाँदチャンド
●スワヒリ語：mweziムェズィ
●ハワイ語：mahinaマヒナ
●アイヌ語：Cupチュブ（太陽もさす）
●トルコ語：ayアイ
●ウズベク語：oyオイ
●ペルシア語： ماهマーハ
●ウルドゥー語： چاندチャーンド
●ベンガル語： চাঁদチャーンド
●タミル語： சந்திரன்チャンディラム
●シンハラ語： hándaハンダ
●タイ語： พระจันทร์プラチャン
●カンボジア語： Khaeカエ
●ベトナム語： mặt trăngマッツチャン
●マレー語： bulanブラヌ
●ジャワ：語 rembulanルンブゥラン
●フィリピン語： buwanブワン
●モンゴル語：сарサル
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