仕事の帰り道では夜空(晴れの日限定)を見上げ、綺麗な月、もしくは星を眺めるメルヘンなMEIZIです✨
本日が十五夜!ということで内容少し更新いたしました
===2017年の三月見===
十五夜:10月4日(水)
十三夜:11月1日(水)
十日夜:11月27日(月)※11月10日(金)も可
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今年の十五夜は満月ではありませんね~💦
今回は、実は知らないお月見のあれこれをご紹介します。
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お月見の起源
ワタクシ、月見は、日本独自の風流な行事なのかと思っておりましたが…なんと、起源は日本ではありませんでした。
まず、この時期に月見をする理由としては下記の通り。
秋雨が空気中の塵や埃を洗い流し、空気の水分量や月の高さがベストな状態になるという科学的根拠から、ちょうど月が綺麗に見えるのだとか。なので、自然と月を鑑賞するようになったのでしょうね。
月を眺める習慣自体は古くからあり、中国では唐代の頃から、日本では縄文時代から始まっていたそうです。
「お月見」という行事としては、平安時代に遣唐使によって日本へ伝えられたと言われています。
中国でのお月見は、お祭り騒ぎのパーティのようなイメージとのことですが、遣唐使から伝わった後、日本では形を変えてお月見の文化が浸透していきます。
伝わった当初はまだ一般的風習まではいかず、貴族が風流を楽しむ意味合いが強かったようですが、江戸時代に入り、一般庶民の間でも中秋の名月を鑑賞しながら収穫した芋を食べる収穫祭のような風習が生まれました。
そこから、徐々に「収穫の季節に方策を感謝する」という意味合いが生まれ、獲れた野菜などをお供えするようになったそうです。
このように、月を鑑賞するだけではなく、神様への豊作祈願や収穫の感謝を表す行事へと発展していきました。芋類の収穫の祝いを兼ねていたため、別名で「芋名月(いもめいげつ)」と呼ばれていました。
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十五夜=満月ではない⁉
十五夜の月は満月だと思い込みがちですが、本当は1~2日ほどずれていることが多いとのこと。
旧暦8月15日のことを「十五夜」「中秋の名月」と呼び、月が出てから15日目の日数のことを指すため、お月見をする日が本当に満月かどうかは、関係がないんだそうです。
ほぼ満月に近いから、近視の人は今まできっと、「今年も綺麗な満月だね」と毎年見ていたのでしょうね…。
昔は天文学が未発達でしたので、旧暦8月15日を満月とみなしていたみたいですね。
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お月見は毎年決まった日程ではない⁉︎
お月見と言えば、十五夜(中秋の名月)、一般的には旧暦8月15日と思い浮かべますが、実は、毎年お月見の日付は変動しているのです。単純に新暦に置き換えて、「9月15日がお月見の日!」と思ったあなた…間違っています!
月の満ち欠けを基準にしていた旧暦を、太陽の動きを基準にした現在の暦にずれが生じるため、毎年9月中旬~10月上旬の間に、旧暦の8月15日がやってくるのです。
【近年の「十五夜」(満月)/「十三夜」/「十日夜」】
年:中秋の名月(満月)/十三夜/十日夜
2000年:9月12日(9月14日)/10月10日/11月5日
2001年:10月1日(10月2日)/10月29日/11月24日
2002年:9月21日(9月21日)/10月18日/11月14日
2003年:9月11日(9月11日)/10月8日/11月3日
2004年:9月28日(9月28日)/10月26日/11月21日
2005年:9月18日(9月18日)/10月15日/11月11日
2006年:10月6日(10月7日)/11月3日/11月30日
2007年:9月25日(9月27日)/10月23日/11月19日
2008年:9月14日(9月15日)/10月11日/11月7日
2009年:10月3日(10月4日)/10月30日/11月26日
2010年:9月22日(9月23日)/10月20日/11月15日
2011年:9月12日(9月12日)/10月9日/11月5日
2012年:9月30日(9月30日)/10月27日/11月23日
2013年:9月19日(9月19日)/10月17日/11月12日
2014年:9月8日(9月9日)/10月6日/12月1日
2015年:9月27日(9月28日)/10月25日/11月21日
2016年:9月15日(9月17日)/10月13日/11月9日
2017年:10月4日(10月6日)/11月1日/11月27日
2018年:9月24日(9月25日)/10月21日/11月17日
2019年:9月13日(9月14日)/10月11日/11月6日
2020年:10月1日(10月2日)/10月29日/11月24日
2021年:9月21日(9月21日)/10月18日/11月14日
2022年:9月10日(9月10日)/10月8日/11月3日
2023年:9月29日(9月29日)/10月27日/11月22日
2024年:9月17日(9月18日)/10月15日/11月10日
2025年:10月6日(10月7日)/11月2日/11月29日
2026年:9月25日(9月27日)/10月23日/11月18日
2027年:9月15日(9月16日)/10月12日/11月7日
2028年:10月3日(10月4日)/10月30日/11月25日
2029年:9月22日(9月23日)/10月20日/11月15日
2030年:9月12日(9月13日)/10月9日/11月5日
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中秋と仲秋の違い
「中秋の名月」
旧暦8月15日に出る月(いわゆる「十五夜」)のこと。
「仲秋の名月」
旧暦では秋を7月(初秋)、8月(仲秋)、9月(晩秋)を言います。「8月に出る名月」を意味するので、十五夜の月に限定されず、範囲が広くなります。
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十三夜と十日夜
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月うさぎ伝説
【日本の月うさぎ】
日本では月の模様を「うさぎが餅をついている」と表現します。
月うさぎの伝説は諸説ありますが、有名な仏教説話のお話を一つ。
『昔、あるところにウサギとキツネとサルがおりました。ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。サルは木の実を、キツネは魚をとってきましたが、ウサギは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。そこで悩んだウサギは、「私を食べてください」といって火の中にとびこみ、自分の身を老人に捧げたのです。実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天(タイシャクテン)という神様。帝釈天は、そんなウサギを哀れみ、月の中に甦らせて、皆の手本にしたのです。』
では、なぜうさぎさんは餅をついているのでしょうか?
「うさぎが老人のために餅つきをしている」とか「うさぎが食べ物に困らないように」という説がありますが、中秋の名月が豊穣祝いであることを考えると、たくさんのお米がとれたことに感謝する意が込められているようです。
【諸外国の月うさぎ】
▷中国・韓国:日本同様うさぎと見ている(餅つきではなく、薬草をひいている姿)
カニという地域もあるそうです。
▷インドネシア:編み物をしている女性
▷ベトナム:木の下で休む男の人
▷オーストリア:明かりをつけたり消したりしている男性
▷カナダ:インディアン
▷北ヨーロッパ:本を読む老婆
▷南ヨーロッパ:大きなハサミのカニ
▷東ヨーロッパ:横向きの女性
▷バイキング:水を担ぐ男女
▷アラビア:吠えるライオン
▷ドイツ:薪を担ぐ男性
▷その他怪物、ワニ、ロバなど様々!
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お供え物
十五夜、十三夜、十日夜の3月見は収穫に感謝するお祭りなので、収穫物をお月様にお供えするようになりました。
【①月見だんご】
▶形
農耕儀礼にだんごやお餅は欠かせませんが、月と同じく丸いだんごをお供えし、それを食べることで、健康と幸せが得られると考えられているからです。
月見だんごが丸いのは、満ち欠けをする月が満ちる姿を模しているからで、豊作祈願や収穫祝いに加え、ものごとの結実、健康や幸福をあらわします。
十五にちなみ、一寸五分(約4.5センチ)の大きさの丸いだんごを作ると縁起が良いとされています。ただし、丸とはいえ、ピンポン玉のような真ん丸は死者の枕元に供える「枕だんご」に通じるので、ほんの少しつぶします。
また、里芋のような形であんこを付ける地域もあります。これは芋名月の里芋に見立てており、あんこが里芋料理の「衣かつぎ」の皮や、月にかかった雲を表していると言われています。
▶数
十五夜には、十五にちなんで15個お供えします。また、1年の満月の数にあわせて12個(閏年には13個)、15を簡略して5個にする場合もあります。十三夜には、13個または3個です。
・15個の場合
一段目に9個(3×3)、二段目に4個(2×2)、三段目に2個を盛ります。三段目の2個は、神事では正面からみて縦に2個並べます。横に2個並べると仏事になります。
・13個の場合
一段目に9個(3×3)、二段目に4個(2×2)並べます。
・12個の場合
一段目に9個(3×3)、二段目に3個並べます。
・5個の場合
一段目に4個(2×2)、二段目に1個です。
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価格:580円 |
☝たまには手作りで作ってみては?
▶お供えの器
本来は「三方(さんぽう)」に白い紙を敷いてお供えします。三方は折敷に台がついたお供え用の器で、神事では白木でできた三方を用います。仏事では塗りのものが用いられ、「三宝」と表す場合が多いです。ただ、三方がある家庭は少ないので、お盆やお皿にお供えすれば大丈夫です。
白い紙は、奉書紙、半紙、てんぷらの敷紙などを使いましょう。紙の敷き方には、長方形の紙を四辺または二辺に垂らす方法、正方形の紙を対角に敷いて端を垂らす方法などがあります。
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価格:410円 |
☝お正月まで使える!三方売ってました!
▶月見だんごを飾る位置![]()
月見だんごは、お月様から見えるところか床の間にお供えします。日本古来の考え方は左上位のため、ほかのものと一緒に並べるときは、お月様からみて左側に自然界のもの(ススキや野菜)、右側に人工のもの(月見だんご)を供えたほうが良いとされています。
【②ススキ】
ススキは、作物や子孫の繁栄を見守ってくださる月の神様の「依り代」と考えられています。本来は依り代として稲穂をお供えしたいのですが、稲刈り前にあたるため、稲穂に似たススキが選ばれました。また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされていて、お月見後に軒先にススキを吊るす風習もあります。
ススキのほかに、秋の七草(萩、尾花、葛、女郎花、藤袴、桔梗、撫子)や野の花を飾っても良いですね。
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☝本物しなっちゃうしね。100均にも見当たらなかった…
【③収穫した野菜や果物】
十五夜を別名「芋名月」と呼ぶように、芋類の収穫を祝う行事でもあるため、里芋やさつまいもなどをお供えします。
さらに、旬の野菜や果物を供え、収穫に感謝をします。とくに葡萄のようなツルものを供えると、お月様とのつながりが強くなると言われています。
どれも旬の食材ばかりですから、おいしく頂く前にお供えしてみてはいかがでしょう。しばらくお供えしたら食べてOK。供えたものを下げて頂くことで、神様との結びつきが強くなると考えられています。
※お月見のお供えものは、近所の子どもが盗んで良いとされていました。お月様が食べてくれたと考えるので、盗み食いが歓迎されたのです。今では盗み食いをするチャンスも減ってしまいましたが、何とも微笑ましい風習ですね。「月見どろぼう」といって、地域ぐるみで伝承したり、ハロウィンのように家々をめぐってお菓子をもらうところもあるようです。
また、月見だんごを食べると子宝に恵まれるので嫁入り前の娘は月見だんごを食べてはいけない、とする地域もあります。
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今年のお月見は10月4日です🌚
意味を知ったうえで、お供え物をし、皆さんで日頃の日本の豊作の感謝と、今後の豊作を祈り感謝して月を愛でてみませう♡
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