マテリアル【第一章〜風に吹かれて〜[第三節]】 | マテリアル・ログ

マテリアル【第一章〜風に吹かれて〜[第三節]】

状況をざっと整理
教室に着いたのが一限と二限の間の短い休み時間だったため、自己紹介のあとすぐ始業のチャイムが鳴った
先生はオレの席だけ決めて、別のクラスで授業あるからと言ってそそくさと行ってしまった
忙しいとこ遅刻してスイマセンと心の中で謝っとく
で、指定された席に座る
窓際
ラッキー

そして現在世界史の授業中
まだ教科書無いから細かい事はわからないけど、やってる事はどこも似たようなもんだ
世界が激変した4年前の出来事
今、過去を学ぶとしたら真っ先にそこにぶつかる
そんくらいの事が人類に起きた

せっかくだからこの場を借りて説明しとこうかな
世界の有様ってやつをね

今から大体4年前
ある一人の科学者の発言が世界中を騒がせた
科学者曰く『世界はいずれ未曾有の脅威に晒される。私はそれに対する手段を持っている』

………どうよ?
いきなりそんな事言われて誰が信じる?
オレなら信じないね
実際最初は誰も信じなかったし、どうかしようともしなかった
けどただ一人、スゴい人がその話を指示したから事態は急変した
阿笠光明(あがさこうめい)
世界の知恵とまで言われるような科学者で、この人なくして今の人類の発展は無いらしい
たびたびニュースとかに名前が出てるからオレも知ってる
というより日本人でこの人の事知らない人はいないんじゃないかな
ってくらいスゴい人
そんな人が無名な科学者の夢物語みたいな話を支持したってんだからそりゃ世界中が動揺した
しかも出来事ってのは重なるもんで、どう対処するか検討してる中、夢物語は現実になって襲ってきた
科学者の言う『未曾有の脅威』ってのが正体を現した
一言で言えば怪獣
アニメとかで街を壊して暴れ回る巨大生物
ホントにそうとしか言えない
そんなのが世界中に現れ各国大混乱
今までその科学者の話を全く信じてなかった人達は藁にもすがる思いで手のひら返しに協力を願った
そっからがまたスゴい
科学者の言う『対抗手段』
一言で言えばロボット
アニメとかで怪獣を倒す巨大ロボット
何度も言うけどホントそうとしか言えないんだって
オレだって聞いただけじゃ絶対信じない
けどそれが現実だから仕方ない
今じゃその怪獣とロボットが戦ってるのがこの世界の普通になってる
人類はとりあえず救われたってワケ
ルーク・スクリミル
その人の手によって