青汁工房に移動した見学者たちは、実際に大麦若葉の青汁作りを体験することに。
先ず、汚れないようにレインコート、手袋を着用し、グループに分かれてテーブル前にスタンバイ。
テーブルの上には、「(刻んだ)大麦若葉」、「すり鉢」、「すりこぎ」、「布巾」、「グラス」等が準備されていました。
大分工場のスタッフから簡単な説明を受け、いざ青汁作りスタート
すり鉢とすりこぎを使って大麦若葉をすり潰していくのですが、これが想像以上の重労働です。
青汁作りの苦労を、身を持って感じていただけたことでしょう。
四苦八苦しながらすり潰した大麦若葉を布巾に。
ここから青汁作りの肝、「ギューッと搾る」作業です。
搾り出した青汁を、グラスに注ぎます。
皆さんの努力の結晶、搾り立ての青汁です。
参加者の皆さんが生搾り青汁を作っている間に、大分工場のスタッフも大麦若葉の青汁を作っていました。
厳密に言うと、青汁を作っていたのではなく、大麦若葉を搾っていました。
というもの、大分工場のスタッフが使っていたのは、「加熱した後の大麦若葉」。
青汁とは「生」の緑葉野菜を搾ったものですから、この搾り汁は青汁とは呼べないのです。
生搾りした「本物の青汁」と、加熱した「残念な青汁」を比較してみました。
右側が「本物の青汁」、左側が「残念な青汁」です。
違いは一目瞭然ですよね。
先ず、青汁自体が全く違います。
右側の「生搾り青汁」は色が濃いのに加え、酵素活性を示す泡立ちも豊かです。
一方、左側の加熱した青汁の色は薄く、泡立ちもほとんど見られません(酵素活性が失われています)。
もう一つ大きな相違がみられますよね。
それは、布巾とそこに残っている搾りカス(食物繊維)です。
「生搾り」に使用した布巾には緑色が滲み出ていますが、「加熱済み」に使用した布巾には緑色の汚れが見られません。
その代わりに、搾りカスが濃い緑色を示しています。
緑色の主成分は「クロロフィル」。
すなわち、「生」の方は大麦若葉に含まれる栄養成分がしっかりと搾り出されているのに対し、「加熱済み」の方はあまり搾り出されていない(搾りカスに多くの栄養成分が残っている)といえます。
手間暇かけても、「生」の大麦若葉を「ギューッと搾る」のには明確な理由があるのです。
生搾りの青汁を作る苦労と、生搾りでなければ(健康・美容にとって)意味がないことを体験した参加者の皆さんは、最初に集合した展示スペースへと移動しました。
【4】に続く・・・
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