こんにちは。
今回は、先日開催された「シャフコン2018」で見事に優秀賞を受賞した作品を紹介します。
通称「シャフコン2018」は正式には「シャフトものづくりコンテスト2018」といいます。

【過去の記事はこちら】
シャフコン2018発表会を開催!
 

ご紹介するのは、全社員の投票により見事に優秀賞(第2位)に輝いた「楽譜作成WEBアプリ」です。

エントリーシートによれば、主な機能は下記の通りです。


【「楽譜作成WEBアプリ」メイン画面】


●「楽譜作成WEBアプリ」の主な機能
・楽譜作成/編集
・作成データ保存
・PDF/Midi出力

・楽譜/音源のSNSへの投稿

【作成した楽譜をPDFで出力可能】

 

いやぁ、なかなか機能が充実してますねぇ。さすが受賞作品です。


さて、アプリを作成された第2開発グループのNさんに話を伺ってみましょう。

- おめでとうございます。「楽譜作成WEBアプリ」素晴らしかったですね。受賞した感想はいかがですか?

「つくるのに時間は掛かったけど、ベテランの皆さんをおさえて2位を取れて嬉しかったです!」

- そうですよね、Nさんはこの業界にキャリアチェンジされて、まだ1年も経ってないですものね、いやー、お見事です。この作品をつくってみて、いかがでしたか?

「時間的にも気持ち的にも仕事が終わってからつくるのが大変でした。しかもちょうど現場が忙しい時期とシャフコンの締切が重なってしまって。最終的には自宅に帰る移動時間がもったいなくて、ビジネスホテルに泊まったりして仕上げたんですよ」

- えー、そんな苦労されていたんですか。。じゃあ賞を獲れて本当によかったですね~。そんな大変な思いをしてつくられたこの「楽譜作成WEBアプリ」ですが、作ろうと思ったきっかけは何だったんですか?

「昔から趣味で楽器をやっているのですが、世の中に意外と直感的なUI(ユーザーインターフェース)の楽譜エディタが見当たらなくて、今回自分でつくることにしました」

- 直感的なUI、それですよね。全社会議で皆さんの票が集まったのは、そのUIが素晴らしくて共感を得られたからだと思いますよ。少し動画でご紹介してみましょう。

【楽譜作成WEBアプリ動画】


- いやー、やっぱりイイですねー! ちなみにエントリーシートを見ると、結構いろいろな技術をつかっていますね。

●プログラム言語や使用技術など(エントリーシートより抜粋)
・Angular
・Ruby on Rails
・Python
・各種API

- ちなみに参考にされたサイトとかあるんですか?

「はい、Angularなどは一般的なサイトを参考にしましたが、楽譜作成で便利なJavaScriptのライブラリがあって、abcjsというのですがそれは下記のあたりを参考にしています。ABC記譜法というのがあって、その関連ですね」

【参考サイト1】
HTMLページ内に楽譜を表示させる「abcjs」の使い方研究

【参考サイト2】
abcjs Home page

- ありがとうございます。私は音楽に詳しくないものですから、ABC記譜法というのは初めて聞きました。コンピューターで楽譜を表現する方法が確立されているのですね。なるほど勉強になりました。さて最後にシャフコンに参加してみて感想はいかがでしたか?

「仕事で使っていた技術を作品に生かせたのが嬉しかったです。そして逆にシャフコンではじめて使った技術(Angular等)もこれからの仕事に生かせそうなのでよかったです!」

- そういうご意見はシャフコン実行委員会としてもとても嬉しいです(;_;) 技術者が楽しみながら技術力を向上させてみたり、新しい技術や未開拓の技術へ挑戦するきっかけとなったりできないかな、という想いで企画したコンテストでしたから。。

Nさん、本当におめでとうございました!

ということで、今回はシャフコン受賞作品のご紹介でした。
追って別の作品もご紹介しますので、お楽しみに!