侠気乱舞


ジュリア)》噫(ああ)、何時だって泣いてる人って云うのは無情抱え、唯立ち竦んでいる


ひなた》そう、居直って転がる自由さえも総ざらいされ枯れた砂漠

 

全員》涙をすする奴儕(やつばら)を切って張ったとて何も成らぬ


のり子》そんな都合良い自尊心を持ってはいない


全員》ままならぬ事を忌み嫌うそんなわがままを通す道を


たまき》見失った世のえんたーていんめんと


全員》ご覧あれ、侠気乱舞

 

全員》所詮たった一生、盛者必衰、漂う世相も一辺倒


桃子》何の標も無い路傍に


全員》咲いて上等の人生譚    通す仁義なんて無い時勢とはかなんで往生って勘弁


ジュリア》道無き道もまた一興 さぁ


全員》夢幻泡影を乱れ舞って

 

のりこ》今日、終えたって構わない覚悟なんてさ釣り合う物等在りはしない


たまき》そう、欲しがっていいのは自由じゃなく生きていくための幸せ

 

全員》願いを嗤う輩(やから)さえ、結局は同じ穴のむじな


桃子》狭い渡世じゃ肩は打つかってしまう


全員》弱さが弱さを喰う時代、痛快な話が欲しいだけさ


ジュリア)》勝手気儘に振舞う活劇(むーびー)


全員》ご覧あれ、侠気乱舞    我が道を闊歩(かっぽ)、血華往来(けっかおうらい)、さまよう理由も風来坊


たまき》何の縁(よすが)も無い出逢いも


全員》袖触れ合えば感情論   申す信義なんて絵空事、謹んで騒擾(そうじょう)って概念


のりこ》壊し参るもまた一興さぁ


全員》夢幻泡影を乱れ舞って


ジュリア》三尺三寸借り受けまして、稼業、仁義を発します。日の本の端に生まれ落ち、産湯を出てから西へ東へ、故郷とともに姓を捨てご賢察の通りしがない根無し草にございます。どうかお見知り置かれ、ご昵懇願います

 

桃子》根を張る事など無いと知っても咲く花


たまき》問われても

のりこ》名乗る様な

ジュリア)》名を持たぬ

ひなた》徒花(ただばな)よ


桃子》さぁ、今侠気乱舞


全員》ご覧あれ噫(ああ)!

 

ひなた》所詮たった一生、盛者必衰


のりこ》漂う世相も一辺倒


ジュリア》何の標も無い路傍に


全員》咲いて上等の人生譚    通す仁義なんて無い時勢と儚んで往生って勘弁


たまき》道無き道を今日も闊歩


ジュリア》我儘の遊興(えんたーていんめんと) 


桃子》極めるもまた一興


全員》さぁ夢幻泡影を乱れ舞って