蒼い眼をした男が私の耳元で囁く
"こんなに月が蒼い夜は…不思議なことが起きるよ…"
私は、いつもの変な夢を見た。
いきなり現れたタキシード姿のウサギに、不思議な店へ連れ込まれる。シフォンのドレス姿の蝶々、虹色タイツのカブト虫が踊り、そして、蒼い目をした人が私の顔に触れた瞬間、そこで目が覚めた。
あれ…
いつも寝ている場所にいるはずなのに…
ここは、どこ…?
なぜか深い森の中で眠っていた私。
私は、ここがどこか分からないまま、歩いていた。
すると、タキシード姿をした赤い眼の男が現れた。
「ワインはいかが?」
と言って私の手を取り、真っ赤な巨大キノコが屋根となっていて、その下に テーブルがあるところに座らされた。
「あの…」
「あぁ、名前を言ってなかったね。僕は櫻井翔。 よろしくね。」
と彼は微笑みながら自己紹介をする。
私も微笑みながら、
「私は、○○。こちらこそ、よろしくお願いします。」
と言った。
すると、
「君のことはよく知っているよ。さぁ、宴の始まりだ。」
彼がそう言うと、みんなシフォンのドレス姿をした可愛らしい 1人の男の子や数人の女の子達が踊った。
男の子がシフォンのドレス姿で踊っていて、しかも似合っているのが可笑しくて 少し笑ってしまった。
彼が言うには あの男の子は、
二宮和也
というらしい とても可愛らしい少年。
その次に、
なぜか派手な虹色タイツをはいた 少年が
剣を巧みに使いながら 踊る。
その虹色タイツをはいた少年は相葉雅紀、とても素敵な笑顔が特徴だった。
私は、この宴に満足していた。
でも、私は、思い出す。
あぁ、明日は 彼と会う約束をしていたんだった。
と、彼の名前は 松本潤。
私の初恋の人でもあり、彼氏でもある人。紫色の眼が特徴。
しかし、彼には彼女である私のことなんか目にもくれず、他の好きな人がいて…でも、私はそれでも構わない。彼が私を見てくれなくても、少しでも傍にいられるのなら…。
私は、この宴の途中に、
「ごめんなさい!!私を待ってる人がいるので、これで失礼致します!」
と頭を下げ、走り去る。
また森の中をさ迷う、すると、
今度は、まるで私を待っていたように木に寄りかかり立っていて、私を 綺麗な蒼色の眼で見て、貴族の格好した男と会う。
男は跪いて(ひざまずいて)、手を差し延べる。
「僕は、「月の宮殿」の王子、大野智と申します。貴女を待っていました。…さぁ、僕と一緒においで。」
と、ミルクティーの様な甘い声で、私を誘う。
私は、その声に逆らえず、その手を取る。
連れてこられたのは、大きな屋敷。
そして、その中に入り、ベッドしかない部屋(寝室)に連れられた。
大野智は私に向かって
「ふふ。本当に待ちくたびれたよ。○○。」
「え…なぜ 私の名前を…?」
びっくりした顔で彼を見る私に
「ふふ。なぜだろうね。」
と、彼は笑って答え、私をベッドの方へ押し倒す。
そして、
「君が求めているものはなに?僕が叶えてあげる。」
またあの甘い声で、しかも、私の耳元で囁く。
頭がクラクラする。
私が求めているもの…。
それは…
私の心の奥にずっと秘めていたもの
そう 潤からの愛が欲しい…。
無言で、うつむく私に。彼は何かを見透かしたように、
彼の蒼い眼が、潤に似た紫色の眼に変わり、笑う。
そして、彼はそのまま 私とキスをし、行為をした。
行為が終わった後、智は、
「変わらないものなど無いんだよ」
と私に語る。
"こんなに月が蒼い夜は…不思議なことが起きるよ…"
私は、見知らぬ森の中でさ迷いながら、
愛することは信じること…と。
いつか、彼、智が
僕が叶えてあげる と言った言葉を信じ、
そして 私の愛する潤に抱かれる夢を見て、
私は、大野智と関係を続け、今日も眠りつく。