中尾彬さんのこと | 戯画日誌

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キネマ旬報でやっていた連載を受け継ぎつつ、アニメーションに限らず映画全般、書きたくなったものを書いていこうと思います。

『龍三と七人の子分たち』で中尾彬さんに取材させていただいたことがありました。


 正直TVバラエティ・イメージのネジネジコワモテ人物かと緊張していたのですが、実際はとても紳士的で言葉遣いも柔らかく、すこぶる好印象の素敵な方でした。 


 『龍三~』の話はもちろんのこと、『本陣殺人事件』の金田一耕助がジーパン姿なのは自分のアイデアであったとか、『蔵の中』映画化を角川春樹に進言したのも自分で、盟友・高林陽一監督と一緒に企画を進めていった 

 (「劇中の袴姿は金田一耕助っぽかったですね」と言ったら「ちょっと意識して演じてました」とのこと) 

 などの過去話も、時間の許す限り楽しく拝聴することができました。


 ゴジラ・シリーズも大好きで、特に『ゴジラFINAL WARS』はお気に入り。北村龍平監督のこともすごく誉めておられました。


 今振り返ると良き思い出です。

                    合掌