#タイトルからしてすでに傑作な映画『1999年の夏休み』 | 戯画日誌

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キネマ旬報でやっていた連載を受け継ぎつつ、アニメーションに限らず映画全般、書きたくなったものを書いていこうと思います。

#タイトルからしてすでに傑作な映画



『1999年の夏休み』



萩尾望都『トーマの心臓』を原作でも原案でもなく「翻案」とし(劇中もクレジット無し。ただ萩尾氏にはきちんと了承をとっています)、この秀逸なタイトルで映画化!


漫画原作の実写映画化が取り沙汰される昨今、理想的テキスト足り得ている金子修介監督の名作です。


4人の少女たちに少年を演じさせる趣向も、独自の世界観を醸し出すのに大きく貢献していました。