■うちが初めて能動的にとった声優は実は男でした! と言う話。 | たかみゆきひさオフィシャルブログ「shadowcube」Powered by Ameba

■うちが初めて能動的にとった声優は実は男でした! と言う話。

うちが初めて能動的にとった声優は実はでした! と言う話。

能動的にと言うのはオーディションやスカウトでとったということね。
誰かの紹介だったり売り込みということではなく。

もう10年以上前になるけど
桃井はるこ以降にうちで立ち上げた声優部門はうちが映像制作をやっていることもあり、ナレーションなどの需要があったこと、声優の中にはいいものを持っているけどなかなか表に出る機会がない子たちがいることもあってスタートした。
立ち上げの頃の話は長くなるので、また別の機会に。

そんなことでスタートした声優部門でうちの原田が「この子はいける!」と連れて来たのが伊東隼人

一言で言えばワイルド。
いい意味でバカ。
体力もずば抜けてある。
荒削りだけど、将来性のある若者だった。

ギター一本で即興で作詞作曲をし、バンドを組んでドラムもベースも操る音楽バカ。

そんな隼人がオーディションでつかんだのが
アニメ「熱風海陸ブシロード」
のヴァン=ホー=キム。

ところが諸般の事情により、アニメ化は頓挫。
(後にアニメ化されました)

そしてその後、隼人は我々の意向とは違う方向に傾いて、うちのマネージメントを離れることになる。
いわゆる若気の至りというところか。
まー、若いうちにはそういうこともあります。

家族的なうちで言えばグレて家出!みたいなもんですかね。
ま、お父さん的には世間の荒波にもまれて来いよという感じ。


あれから5年


そんな家出息子が最近帰ってきた。


よぉ、隼人!
お、ちったぁ顔つき変わったか?
流石に大人の顔つきになったじゃん
バカなとこは変わってないねー!
いーじゃん!!
ほんじゃ、いっちょぶちかますかー!
また昔みたいにキューブは男の役者もガーンといくぜよ。


ということで、もしあのまま「熱風海陸ブシロード」がアニメ化されていたら、うちって今みたいに女性声優の事務所ってイメージにはなってなかったのかなぁって思ったり(苦笑)。