■大人たちは本当に大事なことを教えているのだろうか? | たかみゆきひさオフィシャルブログ「shadowcube」Powered by Ameba

■大人たちは本当に大事なことを教えているのだろうか?

僕の尊敬するライターのSアニ氏が僕のブログをほめてくださいまして、恐縮しておりますあせる

独自のタレント育成論といいますが、自分的にはこれが普通というか自然だろうと思ってますが、もしかしたら一般的ではないかもしれません(^^;)


さて、そんなことで今回は
実は一般的と思われていることが実は現実的ではないというお話。


これは自分が某大手専門学校で映像制作を授業で教えてて痛烈に感じたこと。
たぶん専門学校だけでなく多くの学校がそうだと思う。
(全部がそうだとは言わないけど)

例えばデザイン学校のうたい文句で「PhotoShopが使えるようになる」とか「Illustratorが使えるようになる」など専用アプリケーションが使えるようになることをが前面に出てたりする。
そうすると学生の中でもそういう風潮になって、

「PhotoShopやIllustratorが使えれば仕事が出来る」と思い込む学生が大量生産される。

そして、これからデザイナーを目指そうと考えている若者もそうしなくっちゃっていうようになる。

でもね、実はそれは現実と大きく違うのだ。

某大手自動車メーカーのデザイン部でお話しを伺ったときも、大手出版社でもデザイン会社でもアニメスタジオでもみんな同じように言っていたのだけど

新人面接でみんな「PhotoShopやIllustratorが使えます!」って自慢げに言うけど、そういうヤツは仕事にならない。

あ、基本的にソフトは使えないといけないんだけど
大事なのはそんなことじゃないってことなんです。
デザイナーになるにはデザインのキモ、編集者になるなら編集者のキモ、そういったことがきちんと学校で教えられてないっていうことで現場はいつも嘆いているのですよ。

ぶちゃけて言えば、そのキモさえきちんと備わってれば入社した時はソフトなんて使えなくてもよい。
ただ、今は景気も悪くて会社がなかなか新人から育てようとしない。
だからソフトは使えるようになっておいた方がよい。
「僕はPhotoShopが使えます!」って言われても、そんなのは当たり前なので聞いてないんです。

専門学校はプロをになるための学校なんだからそこでしか学べないことをきちんと教えるべき。


ちなみに自分は専門学校で教えてたとき、「学校なんて来なくていいから現場でバイトしろ」って言ったことある(<おいおい、それは言い過ぎだろ^^;)。
実は現場で学べる機会の方が学校の授業の何倍も得られるものがある。

でもねー、がっかりなのは「ファーストフードのバイトがあるので、行けません」とかいう理由でそういう機会を逃す生徒が多いこと多いこと汗

学費高いのは知ってるけどさー(^^;
君たち何のために高い金払って学校きてるんだよぉ~~~~~あせる
時給安くてもファーストフードじゃなくて現場でバイトしたほーがいーぞ


さて、
タレントを育てるのも同じようなことが言えてて、芸能系の学校やプロダクションで教えてる事も本当にそれでタレントが育つんだろうかって思うことがよくあります。
って話はまたの機会に…

(え~~~、今来たばっかりー)