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■アイドル戦国時代不参加w

さて昨日は「アイドル戦国時代」には参加しませんよ(笑)という話を書きました(このへん )。


これは僕のタレントの教育方針と直結してて、
長年芸能界でお仕事させて頂いた結果導いた答え。

別になんてことはないことなんですが、
「自分の戦う相手は自分しかいない」ってことなのです。

なーんだ、って思うでしょ。
でもね、意外とこれが難しいんですよ。
どうしても他の誰かと比べちゃうもんなんです。

芸能界にいると特にね。

でも、誰かと比べたりすると、大抵の場合、精神的な負担が大きくなってくるんだよね。
そして、現実的には他人と比べても全く意味がないことが多いんです。

また、タレントの仕事って比べることは実は不可能で無意味。
アイドルの場合は特にそう。

なぜかと言えば、「アイドルとしての良さ」っていうのは一概に何が良いというのが難しいから。
歌が上手いからでもなく、かわいいからでもなく、演技が上手いだけでもなく、トークが上手いとかでもなく、色々な要素の集合体。
場合によっては歌もトークも下手な方が良かったりする…

だからそれに対して甲乙つけるのはムリ!

タレントって言うのは自分が一番輝くための輝き方、そしてタレントとしての自分らしさを手に入れることが重要なのです。


良くあるケースとして例えば…

タレントAちゃんとBちゃんがいたとして、Aちゃんはレッスンもまじめに取り組んでいて歌が上手いのに、あんまりレッスンで成果が出ないBちゃんのドジっぷりがファンに受けてBちゃんの人気が上がったりする。
そうするとBちゃんと自分を比べてしまってるAちゃんは「なんで自分はこんなに頑張ってるのに」とか「なんでBちゃんは歌がヘタなのに!」とか考え込んじゃって自分を見失っちゃう訳。
そして、まじめな子ほどこうなる傾向がある。

自分を見失ってしまうことは芸能界では致命的。

タレントが10人いたら最低10個の輝き方がある。
早咲きの子もいれば遅咲きの子もいる。
みんなひとりひとり違うんです。

だから、他人と比べるのはまったく無意味。
それよりは常に自分と向き合い、自分と見つめ合って、自分と戦い、昨日の自分に負けない明日の自分を作り上げていくことが大事。
そしてそれをきちんと大人がフォローしていくこと。
大人がそのタレントの価値を理解しておくことが大事。
そのタレントが持つ個性を伸ばし、そして更に隠れた個性や才能を見つけて覚醒させ、育てていかなければならない。


そんな訳で自分以外の誰かと戦うタレント教育を僕はしない



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