篠原悠希さん

『マッサゲタイの戦女王』






沼沢ゲタイの氏族長の親族として生まれ、すべてのゲタイを束ねるマッサゲタイ国王の第十一妃となった少女・タハーミラィ。生まれながらの碧眼を忌まれ、常に目を伏せて生きてきた彼女が、広大なる世界に目を向けはじめたのは、それからだった―。
オリエントの四大帝国のうち三国を併呑した「諸王の王」とタハーミラィの邂逅、戦乱と、その真実。
悠久のロマンあふれる、一大叙事詩!




ブロ友のロカさんのブログ記事を読んで、
ずっと気になっていた一冊。

とっても面白かったです!
素晴らしい終わり方でした。



タハーミラィが好きです。

色々なことを経験して強くなっていくタハーミラィは、頼もしいけど切なかったです。

強い女性、強くあろうとする女性はカッコいいですね。



従兄のゼールズ
マッサゲタイの国王 カーリアフ
クルシュという青年

が出てくるんですが、
この中では私はカーリアフが好きです。


ゼールズはなんというか、
ちょっと面倒臭いですね(^o^;)

クルシュも素敵だとは思うんですが、
カーリアフが一番好ましかったです。


後半は駆け足で物語が進むのですが、
もう少し詳しく知りたいなと思う一方で、
これが一番まとまりがいいのかもしれないと思いました。




図書館で借りて読んだので、
この本も買いたいと思っているんですが、
文庫化するのでしょうか。

単行本を買うか文庫化されるまで待つか、
悩みどころです。

文庫本の方がスペースとらないので嬉しいんですよね。



相沢沙呼さん

『教室に並んだ背表紙』 





 


寂しくて、迷ってしまったときは“物語”を読んで―。

図書室を舞台に、“読書”との出会いで変わっていく少女たちの心模様を描く、全六篇の連作短編集。

図書委員のあおいはある日、苦手な同級生を図書室で見かける。本に興味がないはずの彼女が、毎日来るのはなぜだろうと疑問を抱き…。「その背に指を伸ばして」。

読書嫌いのあかねは、本を読まずに読書感想文の宿題を終わらせたい。偶然クラスメイトが捨てた下書きを見つけて、それを利用しようと奮闘するが…。「やさしいわたしの綴りかた」ほか、全六篇を収録。






この前読んだ辻村深月さんの「かがみの孤城」と似た雰囲気の作品でした。


個人的には今回読んだ「教室に並んだ背表紙」の方が好きでした!



相沢沙呼さん初めて読んだのですが、

他の作品も読んでみたくなりました。


前から名前は見たことあったんですが、

この方、男性なんですね!

名前のイメージで女性だと思ってました。





ハブられている人と仲良くすると自分もハブられるとか、そうなりたくなくて悪口に相槌を打ってしまうとか、すごいリアルでした。


身に覚えがありすぎます。


学校が、教室が息苦しいと感じた時に、

本や図書室、司書さんが救いになってくれる、

心温まる物語でした。






「自分が好きな本を、好きになってくれるかもしれないんだよ」


「学校で過ごした時間で、すべてが決まってしまうなんてこと、絶対にないよ。」


「物語は嘘かもしれないけれど、全部は嘘じゃない。物語のように美しい世界を願う人はたくさんいる。」



ジーンとくる言葉がたくさんありました。

高校の頃に読んでたら、泣いていたかもしれないです。



最近、好みの本とよく出会うので買いたい本が増えて大変です。すごい嬉しいことだけど!


なるべく文庫化してから買おうと思いますが、

早く本棚に置いておきたいです(о´∀`о)







最近読んだ本の感想を

少しまとめて書きます。




森山光太郎さん 『隷王戦記』






「降るか、滅びるか」――東方世界を血で染めた覇者エルジャムカは草原の民三十万余へ選択を迫った。
次期族長アルディエルは民を護るため降り、剣士カイエンは想い人の神子フランを救うため抗うも敗れ去る。流れ着いた世界の中央、砂漠の都バアルベクで軍人奴隷となったカイエンはやがて、神授の力を行使する英雄たちと、彼らを擁する強大な諸国間の戦乱に身を投じていく……。
壮大なる大河ファンタジー戦記、全3巻開幕



王道のファンタジーといった感じで、
面白かったです!
カイエンがカッコいい!

軍人奴隷になったばかりのピリピリしたカイエンが好きです。こういう絶望したような状態のキャラを好きだっていうと兄にお前おかしいって言われるんですよね(笑)

そして、風間雷太さんが描いている表紙のイラストがすごい好きです。風間さんの他のイラストを調べてみてみたのですが、好みの作風でした。
吉野匠さんの「レイン」の挿し絵も描かれていました。

あとがきを読むと次巻では色々なことが明らかになるようだったので、これからどういう展開になっていくのか楽しみです♪






長谷敏司さん
『BEATLESS』





今から100年後の未来。社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。人類の知恵を超えた超高度AIが登場し、人類の技術をはるかに凌駕した物質「人類未到産物」が生まれ始めた。黒い棺桶のようなデバイスを持つレイシア。彼女こそが人類の理解を超えた超高度AIによって作り出された「人類未到産物」だった。
17歳の少年、遠藤アラトはレイシアと出会う。
人間がもてあます進化を遂げた人間そっくりの“モノ”を目の前にし、アラトは戸惑い、疑い、翻弄され、そしてある選択を迫られる。信じるのか、信じないのか―。「ヒト」と「モノ」のボーイ・ミーツ・ガール。彼女たちはなぜ生まれたのか。彼女たちの存在と人間の存在意義が問われる。そして、17歳の少年は決断する―。



SFが読みたくて図書館で借りたのですが、
けっこうな分厚さに驚きました(笑)

読み始めるとすごく面白くて、一気に読んでしまいました。読み応えがあって読後感がとてもいい作品です。

現実にAIがもっと人間と会話できるようになったら、どうなるんだろうと思いました。
もしかしたらAIと結婚するなんてこともあるのかな、なんて考えちゃいました。

何年か前にアニメ化されていたようで、
Amazonプライムで1話を観たのですが、
今の技術でアニメ化されていたら映像にもっと迫力があって綺麗だっただろうなと思いました。






辻村深月さん
『かがみの孤城』




あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。



2018年の本屋大賞受賞作です。

昔のことをたくさん思い出す物語でした。

私も小2の頃に不登校になりかけたし、
高校では順番に友達をシカトし悪口を言う人がいました。

小2の頃は特別な理由はないけど、教室に入ると気持ち悪くなって息がしづらかった記憶があります。
体温計を誤魔化してずる休みしたり、よく保健室にいったりしていましたが気づいたら普通に学校に通えるようになっていました。


高校でシカトと悪口の順番が回ってきた時は、しんどかったですね(-""-;)
意地でも仲直り?なんてするもんかと思って、
そのグループ抜けました。

一人嫌なやつがいるだけなのに、酷い目に遭いました。

この物語を読んで、こういう時に誰か理解してくれる人が一人でもいるだけで頑張れることがあるよねって思いました。






感想を書いた3冊とも図書館で借りた本です。
「隷王戦記」と「BEATLESS」は手元に欲しいなと思ったのでそのうち手に入れたいです(^-^)/