上田早夕里さんの
『華竜の宮』
を紹介します。







ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25世紀。
未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類は、再び繁栄を謳歌していた。
陸上民は残された土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は海洋域で「魚舟」と呼ばれる生物船を駆り生活する。
陸の国家連合と海上社会との確執が次第に深まる中、日本政府の外交官・青澄誠司は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長・ツキソメと会談する。
両者はお互いの立場を理解し合うが、政府官僚同士の諍いや各国家連合の思惑が、障壁となってふたりの前に立ち塞がる。
同じ頃、〈国際環境研究連合〉(IERA)はこの星が再度人類に与える過酷な試練の予兆を掴み、極秘計画を発案した―。
最新の地球惑星科学をベースに、地球と人類の運命を真正面から描く、黙示録的海洋SF巨篇。





とても良かったです!



夜ご飯が用意できても読んでいたので、
母に怒られました(笑)

590ページ近くあったので、
読むのに時間がかかりましたが、
面白くて、夢中で読みました♪

これを105円で買えたのは、
かなり幸運でした(^o^)



第32回日本SF大賞受賞したのも、納得です。

たくさんの要素があり、
すごく楽しめました。



科学的な説明がかなりあったので、
難しくて一度読んだだけでは、
しっかりと理解できませんでしたf(^^;

でも、そういう難しい文章も、
嫌いじゃないです(^m^)

ストーリーを知りたくて、
難しい部分は、流し読みしてしまったので、
もう一度ゆっくりと読みなおしたいと思ってます!



青澄のアシスタント知性体(人工知性体)であるマキが主人公というのが、面白かったです。

人工知能が登場するので、
山本弘さんの「アイの物語」を思い出しました。



さて、生きるためとはいえ、
遺伝子を改造するのが良いのか、悪いのか、
最後まで答えが出ませんでした。

きっと正解はないんだろうな、と思います。



生き残るためならなんでもする。

これが出来てしまう人間を、
凄いと思うと同時に恐ろしい、と感じました。


でも、自然界ならそれが普通なのかな。

ただ人間は科学がある分、
その方法が違うけれど。



『華竜の宮』の姉妹編として、
「深紅の碑文」があるそうなので、
そちらも読みたいと思います♪