上橋菜穂子さんの
『狐笛のかなた』
を紹介します。



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小夜は12歳。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の“あわい”に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。








第42回(2004年) 野間児童文芸賞 受賞作品です。



上橋菜穂子さんってビックリするほど色んな賞を受賞されていて凄いなと思います!






とても良い話しでした。

毎回思いますが、
上橋さんは素晴らしいファンタジーを描いてくれるな~!

本当に尊敬します。






小夜のおばあちゃんが言った

「哀しみや心の傷を封印するなどとんでもない、そんなことをすれば心が空ろになる」

って言葉は心に響きました。



その通りだと思います。
他のおばあちゃんの言葉も響きました。







ドロドロとした政治の話しもあります。

だからと言って読みにくいわけでは全くなかったです。

でも、読んでいて怒りが湧いてくるやら悲しいやら。

身勝手だなという思いが残りましたね。








野火と小夜の真っ直ぐな愛情は美しいですね。



特に中盤の野火の気持ちはとても暖かく感じました。



大切な人のためになら命を投げ出すことをもいとわないっていうのに感動しました。



これが本当の愛なんだろうなぁとしみじみ。



結末を読んで、
小夜は少なくとも何も後悔はしてないだろうと
ホッコリと暖かい気持ちになりました。








あとがきや解説もとても面白いのでぜひ忘れずに読んで下さい(*^-^*)

宮部みゆきさんの感想も載っています。



とてもオススメの一冊です!