警視庁とヤクルト会長2 | shadowのブログ

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警視庁は2002年6月から8月にかけて、松本に対する利益供与の疑いで捜査を進め、聴取を受けた社長(当時)の堀は「日曜日でも逮捕されるのかな?」と周辺に漏らすなど、逮捕を覚悟していたとされる。この時は大物ヤメ検弁護士が介入し、(1)ヤクルト本社が松本に設立させた果汁卸会社「大陽ファーマーズ」との取引停止、(2)サンヨーフーズ社長(当時)の長谷の引退、アディダス スニーカー (3)新國の秘書室からの排除――などを条件に立件が見送られた。だが、関係者によるとヤクルトはその後も、大口取引先のサンヨーフーズに支払う資金の中に松本や小林会に提供するカネを潜り込ませ、そこから巧妙に利益供与を続けているのである。

■菓子折りに入った裏リベート

サンヨーフーズ社長の椅子を息子に譲って引退したはずの長谷は、今もヤクルト本社に出入りしており、昨年夏に本誌が利益供与疑惑を指摘した際には「名前を聞いたこともないあんな雑誌に書かれていることなんて信用するな」と火消しに躍起だったという。だが、警視庁が11年前に立件を見送った事件の捜査に再び乗り出したということは、警視庁が本紙の指摘に基づいた独自の内偵で確実な証拠を見つけ出したか、サンヨーフーズを税務調査した国税当局が警視庁に有力な情報を提供したかのいずれかだろう。

利益供与以外に本紙が指摘した疑惑に、堀が取引先から受け取っている裏リベートがある。本誌は12年10月号で堀に裏リベートを渡しているとされる取引業者を実名で列挙したが、ヤクルト関係者によると、このうちヤクルト関連工場の屋内電気配線工事を一手に受注し、売上高の7割をヤクルトグループが占めている「和田電気」(東京・新宿区、資本金2千万円)は、ニューバランス 1400 工事を受注するたびに堀に菓子折りを渡している。中身はもちろん裏リベートの現金。裏金を支払っていることを国税当局に把握されないために使われる常套手段だ。同社は05年に中国・上海工場の竣工式が行われた際、出席するヤクルト幹部を「アゴ・アシ・マクラ付き」で接待するなど、まさにズブズブの関係といわれる。

ヤクルト関係者によると、長期独裁政権を続けている堀は、スウェーデンの紙容器メーカー「テトラパック」に自宅マンションの購入資金を負担させるだけでなく、同社の日本法人に自らの息子を就職させるなど、文字通りのやりたい放題だという。サンヨーフーズの長谷と謀って甘い汁を吸い続けてきた堀だが、警視庁から再三にわたって事情聴取されたことだけでも、国民的な知名度を誇る飲料メーカーのトップの資格はもはやない。堀や新國が警視庁の事情聴取を受けているのと時を同じくして、民間の信用情報調査会社「東京経済」が、会員向けに年2回公表する「倒産予備軍」のリストにヤクルト本社を初めて載せた。業績好調のヤクルトは今や、堀のために破たんが懸念される会社に堕しているのだ。汗水流してヤクルト商品を一本ずつ売っているヤクルトレディたちを路頭に迷わせないためにも、堀は警視庁の本格捜査が始まる前に潔く身を引くべきなのだ。