微かに香る血の匂い

鉄の匂い

また 左腕が痺れてくるわ

痛い…?

そんなのどこかに行ってしまったのよ

痛いのは心臓

絞め殺されてる気分になるの

今日は貴方のことを思って切ってたわ

貴方の事が好きでしょうがないのよ

好きよ

いつも貴方のことばかり

でも貴方は私のことなんか見てくれないの

いつもあの女ばっかり

私のどこがいけないの?

ねぇ 好きよ

貴方に抱かれることを夢見て

今日はもう寝るの

貴方の夢を見るのが

私の幸せ




何か悩んでいますね
どうしましたか

えぇ わかります
先ほどから
眉間にシワが寄っていますから

落ち着きましょうか
お座りください


では、
最悪な人のお話をしましょう


体調が悪い女性がいます
酸欠なのでしょうか
顔色がよろしくありません
大丈夫なのでしょうか

その隣には男性がいます
大変な女性に手を差し伸べています


それを妬ましく思う女性がいるのです


彼女こそ最悪な人ですよね


彼女は人を不幸までも
妬ましく思ってしまうのですから




お早いのですね
まだここへ来るには
早すぎませんか

いえ かまいません
貴方様が訪ねてくることが
私には嬉しく思いますから


では、
夢のお話をしましょう


夢はなぜ見るんでしょう
眠っているとき
脳が見せているのでしょうか

でも不思議ですよね
夢を見た女性は
なにか変化があったようです

夢の中で何かあったのでしょうか


どうやら
なんとも思ってなかった人から
夢の中で好きだと言われたようです

この日から彼女は
その人を意識するようになったのです


なぜ夢を見るのでしょう
脳の悪戯なのでしょうか



たまには

おとぎ話のようなものでも どうですか


ただ ふと思ったのですよ


深い意味などありません



歌人の話を



歌を歌う人

だから 歌人


言葉にはないんでしょうね

私は歌人と呼んでいます


彼らは 心から歌を歌うのです


歌うことが生であり

歌うことが己であり


綺麗に奏でるのです

心穏やかになります


貴方様もお歌を歌ってみてはいかがですか

窓の外を見るのが 退屈になられたときに




どうぞ お入りください
そんなに改まっても
貴方様はそのままがいいんです

ありのままの貴方様を
大切に
貴方様は貴方様なのです


では、
視力のお話をしましょう


目の悪い女性がいます
常にメガネをかけているようですね

ここではメガネより
コンタクトレンズのほうが人気があるみたいですけど

なぜメガネなのでしょう
流行に疎くもないようです

彼女はメガネのほうが都合がいいのです

なんの都合か
視力が悪いことを主張するメガネ

それは気になる異性と
目があっても
見えなかったと言い訳できるからですよ