(あなたも尽くしてみてはいかがですか)

…………。

(彼に全てを委ねれば、
私たちは楽になれる)

…………。
………。

っ…。
すみません、少し考え事をしていました。
いえ、あの本はどこに仕舞ったのかと。
読みたくなりまして。
ふふ、すみません。


(―――、――。)





【032 時々】
<あいつの声が聞こえる>





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ふぅ。
窓も拭かないと綺麗になりませんね。

―――にゃお

はい、当たり前のことでしたね。
いいんです、相槌なんて求めていません。

ん?
お前は人の言葉が分かるのか?
適当な……。



おはようございます。
なにか軽いものでも用意しましょうか?





【031 朝】
<いつもの一時>





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………。
おかえりなさい。

少し、ぼうっとしていました。
とくに理由なんてありません。
はい、おそらく。


どこかに忘れ物をしたようです。
今、思い出しました。

いけませんね。
少し探してきます。






【030 心】
<偽物でもいい。私は器>





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おはようございます。
起きていますよ。

思い出にふけていました。

ほんの少し、
なにかに呼ばれた気がしました。
それに答えてしまうのは、
きっとよくないですね。






【029 晴天】
<貴女の笑顔は眩しすぎる>





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………。
………。

昔、失った人を思い出した。
遠くで細波の音が聞こえた。
やけに心地好くて、
ずっとそばにいた気がした。

いつのことだったか、
もう顔も思い出せない。






【028 海】
<ずっと私を呼んでいた、
深い底、見上げた景色>





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