残念ね
ここがなくなるのね
私の居場所はない
私として
ここからは消え去るけど
もう他の場所で
俺として
変わらない日々を過ごしてるでしょうね
痛そうに
前より悪化したのかしら
静脈ギリギリで際どいかしら
いいえ
関係ないわね
あの執事の男のように
己自身の存在を
虚像化してまで
居座る気なんてないわ
いつまで
自分を傷つける日が続くかなんてわからない
やめようと思わない
私は私
あの人はあの人
誰も止める権利も
誰も責める権利も
何もないの
所詮最後は
独りになってしまうの
私には見える
自ら命を絶つ執事の姿が
人は残酷よ
最後は皆
自分が可愛いのよ?
そのうち
捨てられるのに
まだ執着して
偽善者になるのは
私?
それともあの執事かしら?
さようなら
左手が壊れないように
気をつけて