夢にも思わなかった事 | 藏原潔司の映画道。「今やらずして、いつできる!?」

夢にも思わなかった事

すかがわ国際短編映画祭のポスターが届きました~。


$遠藤 潔司の映画道。 「今やらずして、いつできる!?」

2010年5月8日(土)・9日(日)
福島県・須賀川市文化センターにて開催されます。


上映プログラムも先日発表されました。

「太陽の石」の上映は 5月8日(土) 15:10~ 


8日は開会式セレモニー、三鷹の森ジブリ美術館館長によるゲストトーク、
ロシア・アニメーションの巨匠、ユーリ・ノルシュテイン作品集上映などがあります。

大変驚いた事に、
「太陽の石」はノルシュテイン監督の
「話の話」という代表作の次に上映されるのです!!!



なんたること!!


実は、「太陽の石」のあるシーンはノルシュテインの「話の話」に
大変影響を受けて作られています。見比べても分からないような
細かい部分なんですが… 
作者の意識と意図のせめぎあいの中で、
人物描写のヒントをもらいました。

「話の話」は一言でいうと難しいアート作品で、
噛み砕くには数回観る必要があるような作品です。
この作品のすごさを誰かに解説してほしいと思うようなw


「太陽の石」制作前に1回か2回観たことがあり、
脚本を書いている時、「話の話」に出てくるオオカミが常に頭の隅に
いたのを記憶しています。


もっと分かりやすく描いた方が良いのか、
これでは伝わらないのではないだろうか…

そんな悩みの中、
「話の話」という作品の存在が、アート作品としての灯台となって、
僕の心の遠くで光を示していたのです。



「話の話」が影響を与えた事は制作当時や今にいたるまで、
スタッフや知り合いも含め、誰にも言ったことがありません。
隠してるわけでもないです。





だから今回、

同じ映画祭で、同じスクリーンで、

しかも「話の話」上映後に「太陽の石」が流れる…




鼻血が出そうです!!


制作前はこんな展開になるなんて、
夢にも思ってなかったです。

これも何かのご縁でしょうね。
大変、光栄に思います。




あ、ちなみに
僕は普段、友人や知り合い達と話をする時、
最近観た映画の話やその映画の良いシーンとかは話しますが、

映画制作者たちと映画論や哲学的な
ごちゃごちゃを語ったりしません。


くだらないからですw。

なぜ話さないのかの説明もあまりしたくないのですが、

ちょう簡単にまとめて言うと、
映画は口で語るものじゃないからです。

得意げに映画論を語っている人がいたら、ほとんどが偽物です。



本物のクリエイターは口では簡単に説明できない深みの中で、
悩み苦しみながら、己の精神と対峙しているからです。

自分の考えを主張したかったら、口でなく作品で語れ!

という事です。


だから監督同士でいる時なんか、なおさら僕はそんな事話さないし、
大抵は問いません。


そんなわけで「話の話」の事も口にする機会がなかったのです。
お見苦しい説明になってしまい、すみません。

やっぱりこんな事を言うのは嫌ですね。言葉が死んでいく。




ちなみに「チェブラーシカ」もロシア・アニメーション作品なんですよ。

ロシアの実写映画では、タルコフスキーの「ストーカー」も好きです。
DVD持ってます。