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⑨イベント1

7/27(土)*予約不要
矢崎麦ヴァイオリン演奏会
11:30開始[20–30分程度]
1ドリンクオーダーにて入場可

結崎剛展〈歌の展開〉開展記念催事第1弾として、矢崎麦によるヴァイオリン演奏会を開催致します。

「生まれながらの詩人でなければなりません、ですからこうして自分自身が詩人であることが、私に了解されたのでした。そういうのはもう私のせいなどでは断じてありません。」

多くの音楽家が輩出しながら、クラシック音楽を身近に楽しめる場が少ない鎌倉で、地域の文化と自然に根ざした演奏活動を展開している矢崎麦は、幼少期から歌人・結崎剛を知るヴァイオリン奏者です。

「私とは他者なのです。木材が気づいたらヴァイオリンになっていたってお気の毒さまというだけのこと、無自覚な奴らなど軽蔑することです、自分自身知らないことがらに関してばかりごねているような奴らなんてね!」

そんな若き音楽家と、歌作・翻訳を独自の出版活動により開示してきた文学者との交響を、古民家木材が回生してできた珈琲屋Shadoreの空間でお楽しみください。

「私はみずからの思想の孵化にいま立ち合い、見つめ、耳を澄ましています。楽弓をちょっと弾いたとたんに、交響楽が奥深くで鳴り響き、舞台のうえへと躍り出したりしてしまうありさまなんです。」

【引用:アルチュール・ランボー(結崎剛訳)「見者の手紙」】