
ストーン・ポニーズ
1968年のサード・アルバムです。
彼女の伸びやかな歌声、アコースティックなサウンドは、
変わらず心地良い。
前作では、様々な楽器の響きを活かした音づくりで、
やや派手めなサウンドでしたが、
本作は、シンプルな音づくりの楽曲が多くなっていると思います。
その分、リンダの歌声が、引き立っているように思います。
オープニングのトラッドっぽい楽曲から、
2曲目のアコースティック・ギターの美しい響きへと
流れていく展開も含め、特に前半の構成は私好み。
アルバム全体は、
アコースティック・ギターの響きが美しい、
しっとりとした楽曲から、
ストリングスの効いたポップス風の楽曲、
小気味良いリズムのカントリー・テイストな楽曲まで、
トータル30分弱ながら、なかなか聴きごたえがあります。
伸びやかな彼女の歌声を、
じっくり聴かせてくれる作品になっていると思います。
今回改めて3枚のアルバムを通して聴いてみて、
3作目の良さも再認識することに。
いずれのアルバムも味わい深い作品だと思います。