
ロバート・ラム
1974年のアルバムです。
シカゴのキーボディストでもあるロバート・ラムのソロ。
おそらく1作目かと思います。
決して伸びやかでないが、ソウルフルな歌声。
彼の奏でるピアノのメロディは、シンプルながら美しい響き。
バックのリズム隊との一体感あるサウンドが気持ち良い。
何よりオーケストラの響きが効果的に取り入れられ、
その絶妙に絡み合う演奏は、
時にはゆったりまろやかに、
時にはスリリングなサウンド
を聴かせてくれると思います。
少しアーシーな雰囲気を漂わせながらも、
ほどよく洗練された都会的なサウンドで、
AORテイストも感じられる、
大変心地好い作品になっていると思います。
ちなみに、
『Fireplace and Ivy』『A Lifetime We』
あたりのサウンドが私好みです。