
ペンタングル
1968年のファースト・アルバムです。
フェアポート・コンヴェンションと並び、
ブリティッシュ・フォークを代表するグループ、
『ペンタングル』
ジャッキー・マクシーをヴォーカルに、
バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーンが
華麗なギター・プレイを繰り広げ、
ベースのダニー・トンプソン、ドラムスのテリー・コックスの
リズム隊によって、サウンドの骨格ががっちりと固めらています。
彼らのサウンドは、
メンバーそれぞれが持つ、
トラッド、フォーク、ブルース、ジャズという要素や個性が、
ぶつかりあうことで作り上げられ、
ある意味、そのどれでもない独特な音の世界が展開されています。
まるでジャズのインプロヴィゼーションを感じさせるスリリングな演奏だと思います。
また、それぞれの楽器が持つアコースティックな響きが活かされた
音作りで、生々しく力強い演奏を聴かせてくれる作品だと思います。