
バート・ヤンシュ
1977年の10作目のアルバムです。
久しぶりにイギリスはロンドンでレコーディングされた作品。
彼らしいサウンドが戻ってきた作品かと思います。
オープニングから、
アコースティックギターの透明感ある響き。
彼らしい深みのある音色で、
美しいメロディが奏でられています。
前2作のゆったりとしたサウンドのエッセンスを残しながら、
アコースティック・ギターの響きも充分堪能できる作品に
なっていると思います。
バックの演奏も、
なんともゆったりしたサウンドが奏でられていて、
楽曲にまろやかさを加えています。
とりわけフィドルののどかな響きが、
何ともまろやかなサウンドを聴かせてくれます。
前作の延長線上のようなサウンドでありながら、
しっとりした雰囲気のサウンドが奏でられていて、
適度な明るさと爽やかさもある。
前2作までの良い部分がうまく活かされている作品かと思います。

以下の3作品は、2009年に初CD化されたばかりですが、
『L.A.Turnaround』
『Santa Barbara Honeymoon』
『A Rare Conundrum』
私のお薦めは、この『A Rare Conundrum』です。
