
シェラ・マクドナルド
1971年のセカンドアルバムです。
プロデュースはファースト同様、セプテンバー・プロダクションのサンディ・ロバートン。
軽やかで透明感溢れるアコースティック・ギターの響きで幕を開けます。
彼女の歌声も軽やかで、清涼感ある楽曲になっています。
全体としては、スローで静かめの楽曲が多く、ファーストとは違った魅力があります。
より繊細で『凛』とした感じのサウンドになっているように思います。
エンディングのアルバムタイトル曲『スターゲイザー』も静かな楽曲ですが、ピアノの美しいメロディと弦の響き、そしてオペラを思わせる重厚なコーラスが絶妙に絡み合うサウンド。
深みある奥行きと荘厳さすら感じさせる音づくりになっています。
サウンドに若干の違いはあれど、ファースト、セカンドのいずれも、甲乙つけがたい名作だと思います。
ちなみに本作では、リチャード・トンプソン、デイヴ・マタックスなどフェアポートの面々もクレジットされています。