Squatter's Rights | My Layover In Seattle

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現在アメリカワシントン州シアトル郊外に住んでいます。
アメリカでの生活、生きた英語をお届けしたいと思います。アメリカでの生活に興味のあるかた、大歓迎です!

本日も訪問ありがとうございます

 

 

ただいまシアトル午後3:10土曜日

 

 

私の街にも増えてきました。

 

 

なにが。。。。

 

 

 

 

浮浪者です

 

 

 

タイトルのSquatterですが、アメリカ(ワシントン州)には全くを持って理解できないような法があって、それが今日お話しする、Squatter`s Rightsというもの。

 

 

まず、Squatterとは不法でその場所に定住しようとする人という意味。これは私の近所に実際に起こったお話しなのですが、

 

 

シニアの女性が一人で一軒家に住んでいるのですが、彼女がある日ガーデニングをしていた時に車庫を閉め忘れてしまった時のこと、次の日の朝になって車庫から煙が出ているのに気がつきました。

 

車庫を開けてみると、中には

 

 

一人のSquatterの女性が焚き火をしていました。

 

 

シニアのおばあさんは昨夜車庫を閉め忘れていたことに気がついて、この焚き火をしていた女性に丁重に出ていくように言ったのですが、この人は『No』と言って全く出ていきません。それどころが、焚き火に鍋をかけて何か料理をし始めました。おばあさんは「火事になると困るのでお願いだから出て行ってほしい。」と懇願しました。

 

 

でもこの女は一向に出ていく様子がなく、やむおえず、おばあさんは、「$100あげるからどうかここから出て行ってほしい。」そう懇願しました。すると足元を見た女は「$1000くれたら出ていく」そう言ったそうです。

 

 

おばあさんはこの女がSquatterだと困るので泣く泣く$1000を払い、女に出て行ってもらいました。

 

 

これが私の住む町内会のNext door App,いわゆる町内回覧板のアプリ版に公開されていました。

 

 

ここで疑問に思うのが私ら日本人。。。。

 

 

なぜ?自分の家に勝手に入ってきた不法侵入者にお金を払って出て行ってもらう必要がある???

 

 

そう思いますよね〜

 

でもアメリカにはこういったSquatterという人々がいて、通常はその家の住民がいない時(旅行中、引越し中など)に家やガレージに不法に侵入し、家や車庫を乗っ取るという存在があるのです。

 

 

じゃあ、警察呼べば?と思いますよね?でも警察を呼んでも何もしてもらえないのです。これはこのSquatterという人たちが法で守られている、いわゆる、

 

 

Squatter`s Rights

 

 

であるがためです。

 

 

ほんとアメリカ、おかしくないですか???

 

 

なんで自分の家に知らない人が急に入ってきて住み着いて、その人たちが法で守られている。。。。って。

 

 

全くを持って私、日本人には理解ができないんです。

 

 

このおばあさんはこの女に家を乗っ取られることを恐れて、お金を払って出て行ってもらったのです。

 

 

ということで、

 

 

我が家も昨年亡くなった、夫のお母さんの家に今誰もいないため、Squatterに家を乗っ取られないために、夜通し外にライトをつけ、お母さんの車を外に停めていかにも「人が住んでいますよ〜なのでSquatterさん、どうぞ家に住み着かないでくださいね〜」をアピールしているんです。

 

 

亡きお母さんの家が売れるまでほぼ毎日家に行って、異常がないか確認するのが私たちとお兄さんの日課になっています。

 

 

アメリカ、ほんと信じられないことがいっぱいですよ。

 

 

 



お店の前で寝ている浮浪者もいれば


 信号待ちの車からお金をもらおうとする浮浪者も。。。

 

 

 あーこんな変なことがまかり通ってしまうのがアメリカなんですわガーン