子供が3人以上いる世帯の、大学の学費無償化政策を政府は打ち出した。
養育費は子供の数が増えるほどかかるので、政策としては良いと思う。
一方で、国家予算を特定の人に与えるのだから、条件は必要ではないか。
例えば、入学段階で一定の学力があり、学生時代に学びを継続すること。
全国の国公立大学の学生を無償化するなら、まだ納得できる。
しかし、私学となると、必要性が疑問視される大学が多すぎる。
留学生が大半で多くの国の補助がある大学など本当に必要なのかと思うので。
大卒に求められるのは様々な分野でにl高校レベル以上の基礎知識と大学で学ぶ専門知識では無いか。
ある程度これにはまらないと大卒の価値が無いし、はまらない人にお金を渡すくらいなら貧しい一人っ子家庭に援助してもらいたい。
企業も必要とする人材は専門的な基礎知識を持つもの。
だからエンジニア採用者の多くを院卒とするメーカーも高専卒をそこそこ採用する。
企業により、大卒院卒同様に扱う会社、実験作業員として働かせ大卒院卒と差別化する会社があり必ずしも平等ではないが。
正直に言って、一昔前の短大卒と一定レベル以下の大卒に学力差が無いと思う。
団塊ジュニアの私の時代でも一昔前高卒の方が短大卒よりポテンシャルは上回っていた。
結局優秀な人材の割合は変わらないので、無駄に教育期間を長くしているだけなのだと感じる。
悪い事に日本の大学は学びの自由を履き違え、授業もでず単位だけとって卒業目指す学生も多い。
まあ勉強ばかりの学生もよくは無いが、一定の専門知識をもつ人材になってもらいたい、大卒ならば。
学力のない大卒増やしたり無償化するよりも、国公立高専を増やしたり、専門短大を増やし無償化した方が良いと思うのだが。
大学を謳歌しすぎて、卒業を危うくする学生を否定しない。公的なお金を使わない限りは。