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三菱UFJフィナンシャルグループなど、5大銀行グループの2021年9月中間連結決算が2021年11月15日に出そろったというニュースがありました。

 

5大銀行グループとは、三菱UFJ・三井住友・みずほ・ゆうちょ・りそなのことです。

コロナ禍により、4~9月期の連結純利益総額は不透明さが残る中ではあるものの、純利益の合計は前年同期比77.4%で、3年ぶりに増加し1兆8150億円となっています。

 

個別行で見ると、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)が最高益を更新してはいますが、一時的な好決算とも考えられるため本格的に回復したとは言いがたいでしょう。

 

ただ、現在の5大銀グループ体制となった2011年度以降、2018年9月中間期の1兆6964億円が最大でしたが、この数値を超えた過去最高値です。

 

この背景には、政府や金融機関の資金繰り支援によって企業倒産が減少したことが関係していると考えられます。

 

与信関係の費用が少なくなり、融資の焦げ付くリスクの備えとして積みます貸倒引当金を使わずに済みました。

 

東京商工リサーチの調査でも4~9月の倒産件数は57年ぶりという少なさであり、政府が実施した実質無利子・無担保融資での財政支援の効果で、銀行業績を下支えしたと考えられます。

 

現在、新型コロナウイルス感染の状況が落ち着いているため、営業面に対する影響も薄れたことから、5つのグループすべてが増益を確保できたといえるでしょう。

 

22年3月期通期の純利益予想も、三菱UFJ・三井住友フィナンシャルグループ・みずほフィナンシャルグループの3メガバンクグループがいずれも上方修正しています。

 

ただ、新型コロナウイルス感染症が再拡大することへの懸念や、経済回復ペースが鈍化していることなど、先行きはまだ不透明感が残る状態です。

 

そのため各社とも、下期については慎重な姿勢を崩していません。

 

政府の実質無利子・無担保融資で資金を調達した中小企業なども多く、それによって資金面で大きな支えとなっているケースもあります。

 

それが5大銀行グループの支えともなっていたようですが、実際には資金面でまだまだ厳しい状況にある中小企業は多く存在します。

 

そもそもメガバンクグループと取引を行うのはほとんどが大手の企業であり、資金体力の弱い中小企業の支えとなっているケースはめずらしく、いくらメガバンクが回復しても…と憤りを感じる経営者もいることでしょう。

 

このようなときこそ、資金面の悩みを社長のきもちへご相談ください。

 

経営者様の抱えている悩みを一緒に解決できるよう、一番の解決策を考えて