社長一年生 第三十五話 | 社長一年生

社長一年生 第三十五話

役員は二人。


出資者も二人(持株50%)


悪く言えば二人で会社を牛耳る事になる


それは僕らと同じ意識に到達している者がいないという事で仕方ない


二人で切磋琢磨して会社を膨張させていければ幸いです


僕は代表になりますがそれは形だけのもの


僕にはその器はないし、彼の方がうまくやるんじゃないかって思ったりします


スタイルは真逆


僕は猪突猛進タイプ


彼は冷静沈着タイプ


僕は御輿に過ぎない


しかし僕を御輿に祭り上げたのは彼自身だ


実質実力があるのは彼の方であるのに


代表取締役の肩書きに恥じぬようその脅迫観念で自分を成長していくしかないでしょう


人間て言うのは役割を与えらればそれに適応する本能を持っているという


僕は社長という役職に適応できるのだろうか


しかしながら、小さな船は出航準備も真間ならぬ内に動き出してしまった


もうオールを漕ぐその手を止めるわけにはいかない…