「自分を追い込む」って言えばかっこいいけど、これは「自分で自分のクビを締める」のと紙一重だ(笑)。この2か月というもの、徹底的に自分を追い込んでみたところ、完全に自爆したので(笑)、反省のために振り返っておきます。

 

 何かでスキルアップしようと思ったら、力試しの場は不可欠です。練習試合、模擬試験、発表会やコンクールだよな。こういうのになかなか出たがらない人の決まり文句が「機が熟したら」だ。逆に、進歩が著しい人の共通点は完全に逆で、機なんか熟していないうちにエントリーしちゃって、設定された期限に無理やり間に合わせていくのだ。いや、もはや間に合わなくたっていいんです。無理やり練習ぶっ込んだことで上達できるし、本番を振り返って何が足りなかったかも明確になるからな。私はそれを繰り返しイヤと言うほど痛感しているので、ピアノやバイオリンの発表会には超積極的にエントリーしてます。ただ、それでもまだまだ足りないので、まさかの「発表会を自主開催」という暴挙に出る!先週3/19(日)にその本番が終わりました。

これをやることになったキッカケは、楽団のサックス奏者がソロ曲を練習してきて、私がピアノ伴奏を引き受けて、じゃあどこか発表の場を設けようとなって、立川に手頃なスタジオがオープンしたので、とりあえず押さえちゃった・・・という、発作的な行動(笑)。

 一つ問題なのは、サロンパックというプランで予約したところ、13時から17時半まで使えるから、準備や片づけの時間を確保しても、正味たっぷり3時間超のコンサートができるのだ。サックスで2曲吹いてもらったとして15分・・・。残り2時間45分は、私のピアノ独奏とトークでつなぐ?(笑) ピアノのレパートリー全然無いから、2時間以上トークしなきゃならんな(笑)。そこで、他の出演者を募ってみたんだけど、いや~出るわ出るわ、あっという間に3時間の枠が埋まって嬉しい悲鳴だけど、ピアノ伴奏する曲も増えてきて、こっちは本物の悲鳴(笑)。↓こちらが、私が担当することになったピアノ伴奏9曲のタイトルだ。

 

「センチメンタル」(C・ボリング)
「チャルダッシュ」(モンティ)
「手紙」(アンジェラアキ)

「366日」(HY)
「ディベルティメント」より第1楽章(R・ブートリー)

「想いの届く日」(C・ガルデル)
「2本のクラリネットのための協奏曲」第1楽章(F・クロンマー)

「ユーレイズミ―アップ」

「さよならの夏」~コクリコ坂から~


「センチメンタル」と「ディべルティメント」だけが過去に弾いたことがある曲で、センチメンタルは去年やったばかりだけど、「ディべルティメント」の方は10年前なので完全に忘れてる。ううう難しい。こんなのよく自己流ピアノで弾いてたよな~、と過去の自分に感心(笑)。比較的安心して弾けたのが「ユーレイズミーアップ」。これは自分が指揮した吹奏楽版のスコアを、そのままピアノで弾くだけで済む。これって難しいことに思われるかもしれないけど、真面目にスコアを読み込んでから指揮した曲については、音をほぼ把握できてるので暗譜で弾けちゃうし、ピアノ譜を読みながら練習してゆくよりむしろ楽なのだ。

 本当はこれ以外にも難曲が2つあったけど、それらをあっさりギブアップしたのは今回最大の好判断だ(笑)。ギブの2曲↓
「クラリネットソナタOp.167」より第1楽章(サンサーンス)

「クラリネットソナタ」より第3楽章(プーランク)

 

 そんなわけで、約2か月の間ピアノと格闘の日々を過ごし、それぞれの奏者との練習も入ってくるから、週3くらいでスタジオに通う。その合間をぬってピアノ発表会の練習も(汗)。なんと、本日25(土)はピアノ発表会だったのだ。ん?前回のピアノ発表会は1月22日で、2か月しか開いてないから、無理だ~とかキツイ~とか言ってる者どもよ。甘えるなあぁぁっ!(笑)。

 

 とは言うものの、いや~いくらなんでも追い込み過ぎでしょ。実は今日25(土)は、昼の発表会が終わった後、夜はバイオリン個人レッスンとアンサンブルレッスンのダブルヘッダーでした。明日は昼が吹奏楽団の練習で、夜がオケの練習。オケは次の演奏会に向けての初合わせだから、さっきまで譜読みしてた(汗)。

 ここまで手を広げると、たしかに自分のクビ締めるかもしれないけど、一つだけ言えることは「楽しい~」 以上だ!(笑)