【行程】8/19(金)自宅→柳田中学校(合同練習)→柳田温泉→宇出津吹研練習→Y氏宅(泊)

      20(土)柳田植物園コンサート→珠洲温泉→宇出津吹研練習→Y氏宅(泊)

      21(日)Cafe gene(七尾)→かわせみ(糸魚川)→ランドマーク妙高高原→帰京



 

写真:当日準備中の大合同バンド。今回はホルン奏者として参加

 昨年と同時期の参加でしたが、皆さんなかなか夏休みのスケジュールが合わず、今までにも何度か経験のある「父子旅行」になると思ったら、なんとゲンタさん発熱で旅行を断念。能登16回目にして初の1人旅となりました。元々マイペース人間なので、1人旅は嫌いじゃないですし、これまでもゲンタさんは車中爆睡だから、1人旅みたいなもんだったけどな(笑)。

 今回は練習&本番で詰め詰めスケジュールのため、初日は朝5時半に出発して、13時から柳田中学校で行われる合同練習に参加。中高一般の合同バンドで、「ホルンだけ大人が不在だから、今回はもしかしたらホルンをお願いするかも」って言われてたら、そのもしかが本当になった(汗)。夜の単独練習にはアルトサックスで参加しました。

 ★植物園コンサートのセットリスト
「ジャングル・ファンタジー」「夏祭り」「はなまるぴっぴはよいこだけ」「森と炎のカーニバル」「花束を君に」「オクラホマミキサー」

 合同練習では、「オクラホマ」は最初の何小節かをやってみただけで「ボツ」になっていました。ところが本番で予期せぬアンコールが来て、普通こういう時は一度やった曲の中から選ぶんだけど、ここでボツ曲が復活を果たしたというわけだ(汗)。まあ、どうにかなったので、演奏者のレベルの高さを表す武勇伝として語り継がれるかもな。でも私が指揮者だったらこんな勇気絶対無い(笑)

 練習三昧、温泉三昧の2日間を終え、最終日はホストファミリーY氏の娘さんがバレエの発表会ということで、朝から七尾市へ移動です。七尾駅近くのCafe geneで、私もモーニングセットを堪能。このお店、おしゃれ過ぎる・・・。御一家とはここで別れて、ここからは特別な用も無いので、ブラブラしながら帰ります。高山で飛騨牛でも食べようかと企んでたけど、すごく天気がいいので、日本海側を一般道で進むことにしました。というわけで、糸魚川「かわせみ」で昼食を目標に8号線を東進。「かわせみ」は同僚のS知子さんお薦めのお店で、一昨年ゲンタと来てリピーター宣言した所です。

 親不知付近の断崖絶壁ドライブの後、間もなく糸魚川というあたりで、青海駅入口を発見!ちょっと寄ってみよう。

 

 駅前にも駅の中にも、人っ子1人いません。それどころか、次の電車が来るまで何十分もあるせいか、駅員さんすら見あたらん。北口の案内板も実に簡素なもの。これじゃあ初めて来た若者たちは困るだろうな。あ、人がいた。聞いてみるとしよう。「あの~、ゼップ東京はどっちですか?」 「きみきみ、ゼップの最寄り駅はアオミだけど、ここはオーミだよ、オーミ。」 「ええ~っ!」・・・。以上のやり取りはウソで、この話を書くためにわざわざ寄った青海駅でしたが(笑)、たぶんこんな悲劇が、過去何回かは起きたと思います。

 糸魚川から、さらに直江津まで8号線を爆走。途中で発見した看板・・・「運転中の携帯電話はNo!ここは能生」 能生は「のう」と読むので、この手のキャッチコピーは作り易いんだが、ちょっとセンス悪いかも・・・。昔、当時小学校低学年のゲンタに話して大喜びさせたネタを紹介しておこう。「ココハ、ドコデスカ?」「能生!」「Oh!No!」「Yes!能生。」「オウ、ガッデム!」  たぶん、この地方では古典的なネタなんだろうな。

 直江津から国道を北上し、妙高高原へ。去年まで吹奏楽部の合宿をやっていた場所で、その間には行く機会が無かった、ランドマーク妙高高原の日帰り温泉。ううう、予想以上に良い!今朝から、おしゃれなカフェ→名物海鮮丼&アラ汁→極上温泉・・・と、まったくよどみない理想的な流れの1人旅だな~と湯船に浸かりながら喜んでいたところ、どうやら大浴場内にBGMが流れていることに気づく。それはモダンジャズで、さっきロビーで流れていたのと同じだ。浴室内はメチャクチャ響きが良すぎて、テナーサックスとトランペットの速いパッセージとスリリングなドラムは、混ぜこぜになればただの雑音。あ~残念・・・と思った次の瞬間、隣りに浸かっていたオジサンが全力でアクビして、喉全開の素晴らしい発声はアザラシそのもの。場内がこちらを注目すると、自分も一緒に動物園の見せ物になった気分(泣)。素晴らしい1日だったが、パーフェクトに進行するのは難しいものだ、とつくづく思う。

 妙高からさらに国道を進む。東京に近づけば日曜の大渋滞が待っているし、今日は全部高速ナシでもいいかな、と思っていたが、長野が近づいた頃、地名表示に「善光寺」を発見。せっかくの長野だ、よっしゃ寄ってくか!でも、もうそんなに走ったかな?と、不思議に思ったら、次の歩道橋の文字・・・「普光寺」(ふこうじ?)。善じゃなかった。善と普って・・・これ人々を惑わす為に、わざとやってるとしか思えない組み合わせだ。瞬時に長野嫌いになったので、須坂から高速に乗った。

 のんびり行こうと思ったものの、リオ五輪の男子マラソンが21時半からなので、やっぱりそれまでに帰ろう。しか~し、当然のことながら関越は大渋滞。上里SAから高坂SAまで40kmくらいノロノロみたいなので、今回の渋滞回避作戦は、上里SAで降りちゃうことにしました。(ETC車だけ出られる) 17号バイパスで熊谷あたりまで行って、その後254号を南下。川島ICから圏央道に乗り直すと、渋滞ナシでだいぶ安上がりです。そのまま17号で桶川まで行ったり、藤岡で降りてすぐ254号という手もある。ここいらは、埼玉北部のマラソン大会の時に、よく使う道です。

 来年も同時期に能登に演奏旅行する計画ですが、空港ロビーコンサートとか、いろいろ面白い企画を進めていますので、我々の演奏をお聴きになりたい皆様は、空港でお待ちしておりますので、ぜひその日に合わせて能登旅行を計画してください。※羽田からの到着(1日2便のみ)に合わせて開演。曲目:「極うるさい版スパニッシュフィーバー」他、トライアスロン選手たちを元気づける曲。