バッファローマン物語(2) | 酒とアニメの日々(鯱雄のオフィシャルブログ)

バッファローマンは激怒した。
「こ、こ、この詐欺野郎!!!!!!下らん屁理屈はいいから俺の100万パワーを返しやがれ!!!!!!」
「まったく、バッファローマン君はしょうがないなぁ」
「おいおい、俺のことを国民的ダメ少年みたいに言うなよ!!」
パパラパッパパー
「トリカブトー」
「なんじゃそりゃぁぁぁぁ!!!!!」
「キンポウゲ科トリカブト属の総称。日本には約30種自生している。
塊根を乾したものは漢方薬や毒として用いられ 」
「ググってるし!!」
「つまり、これを使えば、今の0パワーのお主でも相手を倒すことができるということだ」
「・・・お前、やってることは悪魔そのものだけど、サタンを名乗るにはやることがセコ過ぎだろ。」
「ほっとけ!!文句があるなら、野良犬にも劣るその0パワーで相手を倒してみることだな!」
「・・・」
すでにバッファローマンには他の選択の余地はなかった。


「一人分の致死量で10万円だ」
「おいおいおい!!金取るのかよ!?」
「当然だ。ワシらは悪魔だ。慈善事業家でもアグネスチャンでもないのだからな」
「最後のは悪魔に雇われてるだけだろ」
「ともかくだ。今ならキャンペーン期間中だから、」
「割り引いてくれるのか!?」
「いや、割引はしないが」
「おいおい」
「その代わり、100個お買い上げのお客様には野良犬を倒した数も一人にカウントしてやろう」
「おお、それはスゴイお徳だ!!」


こうしてバッファローマンはトリカブトを仕込んだ毒肉で100匹の野良犬を仕留め、100万パワーを取り戻した。

その後、さらに900人の超人を倒して得た1000万パワーでウォーズマンを圧倒し、キン肉マンも苦しめたのはご存知の通りである。


~おしまい~